死刑台からの生還 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031565

作品紹介・あらすじ

無実の人間が殺人犯とされ死刑判決を受けるまでに何があったのか。再審を訴え続けた手紙は、十二年目にようやくある裁判官の目にとまり、事態は動き出す。そして死刑台から生還するまでの取調官や検察との攻防-。恐怖の冤罪財田川事件の息づまる法廷ドラマは、裁判員制度時代を迎えるいま、果たして冤罪を防ぐ仕組みが社会にあるのかを改めて問いかける。

感想・レビュー・書評

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  • 自白強要からの冤罪という構図について考えさせられた。一度自白してしまったものを裁判で覆すのは難しい。往々にして裁判官は検察・警察などといった所謂国家権力側を支持する傾向がある。被告人は悪人であり虚偽を述べるものだという偏見のもとにである。そのような見識のもとに行われる裁判・再審の公平性を疑わざるを得ない。しかし、事実凶悪な人間というものの虚偽と、潔白な人間の真実を見極めることなどできるのだろうか。

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著者プロフィール

ルポライター。『残夢――大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(金曜日)、『大杉栄――自由への疾走』(岩波現代文庫)など、明治大正期の社会主義者、無政府主義者を描いた作品も多い。「さようなら原発」運動、「戦争をさせない」運動などの呼びかけ人。

「2017年 『軟骨的抵抗者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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