わたしのスターリン体験 (岩波現代文庫 社会 170)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031701

作品紹介・あらすじ

スターリンの命令により、ポツダム宣言に反して行われた日本兵のシベリア抑留。その体験者である著者は、抑留の十五年前に、すでにスターリン演説に出会っていた。少数民族の母語を尊重する政策への感銘、改造社の編集者として垣間見たソヴェトへの憧憬-。その「理想」が偽りであったと気づくまでに、どのような思想体験があったのか。エスペランティストの痛恨の回想。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    スターリンの命令により、ポツダム宣言に反して行われた日本兵のシベリア抑留。
    その体験者である著者は、抑留の十五年前に、すでにスターリン演説に出会っていた。
    少数民族の母語を尊重する政策への感銘、改造社の編集者として垣間見たソヴェトへの憧憬―。
    その「理想」が偽りであったと気づくまでに、どのような思想体験があったのか。
    エスペランティストの痛恨の回想。

    [ 目次 ]
    「スターリン時代」の大きなひろがり
    スターリンの『民族文化と国際文化』
    国際文化研究所の外国語夏期大学
    柏木ロンドの人々
    改造社時代
    二・二六事件とスペイン市民戦争
    ジイドとフォイヒトワンガー
    ジョン・デュウイの『トロツキー事件』
    ロマン・ロランとヘルマン・ヘッセ
    ジョゼフ・デーヴィス『モスクワに使いして』
    横浜事件、または神奈川事件
    敗戦と「赤色帝国主義」
    日露戦争の報復と「バビロンの捕囚」
    垣間見た収容所群島
    懲罰大隊とチトー問題
    古都イルクーツクで見聞きしたもの
    スターリン獄のなかでのエスペラント
    「偽りの神」スターリン

    [ 問題提起 ]


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著者プロフィール

(1908年7月17日-2008年1月9日)
翻訳家・作家。静岡県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。著書に、第24回芥川賞候補作となり、ベストセラーになった『極光のかげに』(1950)ほか多数。『トムは真夜中の庭で』をはじめフィリパ・ピアスなどの一連の児童書の翻訳でも知られる。


「2022年 『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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