とう小平 政治的伝記 (岩波現代文庫)

制作 : Benjamin Yang  加藤 千洋  加藤 優子 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031916

作品紹介・あらすじ

「改革・開放の総設計師」〓(とう)小平(一九〇四‐九七)。彼の近代化路線により中国は世界経済をリードするまでに至った。しかし、天安門事件とそれ以後の政治的締めつけ、格差の拡大は社会の不安定要因となっている。本書は〓(とう)の子息と個人的関係をもつ著者による本格的伝記。「富強中国」を追求した〓(とう)小平の少年時代から晩年に至るまでの生涯が詳述される。

感想・レビュー・書評

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  • 「鄧小平」という一人の政治家を「ひたすら客観的に、史実に基づく、ありのままの鄧小平の姿」を書いた作品である。鄧小平という人物の都合上、「欽定」の伝記は中国共産党にとって都合のいいことしか書かれていなかったり、事実に基づいて書かれていないことも多いのだそう。

    一度通読してみるに、「鄧小平」は「非凡なことをした凡人」と呼ぶにふさわしいのではなかろうか。彼は共産党に属していながらマルクスレーニン主義をほとんど理解していなかったのだとも。然しながら彼は毛沢東の信頼が厚かった。毛沢東の死去後は、左派の江青一派を廃し、全権力を掌握した。彼は三度にわたり失脚をしているが、彼の類まれな政治力で乗り切るなどの動きを見せた。兎に角一言では言い表すことはできないほど、狡猾である感を受けた。また彼は「改革開放の総設計師」と云われるが、実際彼は経済学をそこまで理解していたかどうか、定かではない。

    また此の本は、「中国の近現代史」を大まかに知ることができる。今の中国を知る上では、欠かせない一冊であると考える。鄧小平は今の中国を作った男であるからだ。

  • 多分、挫折。思想的なものを読みたかったんだけど、どうやら伝記なんだこれ。って、伝記って書いてあるじゃん!タイトルに。

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