宋家王朝――中国の富と権力を支配した一族の物語(上) (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 社会 196)
- 岩波書店 (2010年1月16日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006031961
作品紹介・あらすじ
激動の中国近代史とともに波瀾の人生を歩んだ靄齢、慶齢、美齢の宋家三姉妹。「一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は国を愛した」。上巻では、十九世紀末、海南島出身のチャーリー宋が米国に渡って教育を受け、帰国後に財をなし、孫文のスポンサーとして革命に関わりをもったことから、その子供たちが辛亥革命に始まる時代の渦に巻き込まれる過程を描く。
感想・レビュー・書評
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宋一家のことは、三姉妹と宋子文のことくらいしか知らなかったので、その父親については新鮮でした。それにしても、孫文というのは、どうしようもない奴、という印象しか持てない人に見えます。それでも、あれだけのことをしてしまうわけですから、人間的魅力が大きかったのでしょう。あとは、蒋介石が権力を握っていく過程はそこそこ丁寧に描かれていますが、慶齢や子文たちと袂を分かっていく点についてはやや記述が薄い気がします。
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偉人として描かれることが多い孫文について、批判的な内容が新鮮。
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2010.02.14 朝日新聞に掲載されました。
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