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- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006031985
作品紹介・あらすじ
敗戦を機に新聞社を退社、故郷・秋田県横手市を拠点に週刊新聞「たいまつ」を発行し続けた著者の独自の活動を全国に知らしめた、記念碑的な名著。平和、教育、憲法、ジャーナリズム、社会主義…。深い思索と熱い思いに裏打ちされたその言論は、今も読む者の胸に突き刺さる鋭さと、しなやかで温かな人間味に満ちている。
感想・レビュー・書評
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これも河谷史夫さんの『読んだ、知った、考えた』で
知った本。終戦に際し『結果的に戦争に協力した新聞人はすべて退職し、朝日新聞は一からやり直すべし』と主張し、ひとり朝日を止め、郷里の秋田に帰ってタブロイド版の週刊新聞『たいまつ』を創刊したむのたけじさんの半生の自叙伝と16年間の「たいまつ」記事の抜粋。
むのさんの生き方には強く共感を覚えるが、掲載されている「たいまつ」の記事は私の生まれる前後の期間で、現代史不勉強の身としては、今一つピンとこない。氏の望んだ(と思われる)社会体制の変革は実現せず、日本の民主主義はこの当時よりむしろ劣化してしまっているのではないだろうか。自分自身を顧みて、よりよい社会を望み、主体的に社会に参画していく意識をもっと持たないといけないのではと考えさせられました。
でも、氏が今日の世界を見たら、ロシアや中国の状況をどのように考えるのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資料ID: C0031104
配架場所: 本館2F文庫書架
イーハトーブ賞
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