教育再定義への試み (岩波現代文庫)

著者 : 鶴見俊輔
  • 岩波書店 (2010年3月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006031992

作品紹介

人は生まれてから老いて死ぬまで、多くの人々と関わりながら自己教育をつづける。「いかに生きるか」という問いが、その営みをゆたかにする。いまこそ「教育」は、人々が人生の課題に立ち向かうときに支えとなるものとならねばならない-。自らの人生を真摯に振り返りつつ、教育が本来もつ深い意味を鮮やかに示す。

教育再定義への試み (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ラジオの番組で紹介されていたので何となく読み始めてしまったのだけれど、示唆に富む、そして何度も反芻しないと自分のものにできない言葉がたくさんちりばめられている本だった。もう一度読み返したい部分に線を引きながら読むということを久しぶりにやった。

  • twitterでの高橋源ちゃんの紹介で重要なエピソードについては読んで、知ってたので、改めて読む楽しみはそれほどなかった。構成についての分かりにくさはあるけど、考え始めるヒントは沢山あるし、鶴見さんの語りの魅力は感じられた。

  • 著者の鶴見さんの半生を振り返りつつ、教育というものの真の意味にたどり着こうとする論考エッセイです。むずかしい言葉でがちがちになっていなくとも、ちゃんと物事の深みを表現して伝えることができるという良い見本のような文章でした。むずかしいことはむずかしいという部分はあるのですが、時間をかけて読むことできっとイメージはつかめるという感覚。巻末の芹沢俊介さんの解説を読むと、ああそうか、とそれまで読んできた言葉がすっと胸に入ってクリアになります。まず、痛みによる教育の試みだといいます。痛みは身体的なものも心的なものもどっちも。そうして、著者が自分で経験した痛みからくる教育を披歴していく。そこで読者は、著者の経験に自分の経験や記憶を照らし合わせて、自分の内に著者の考えを落としこんでいくことになる。

  • 第1章「教育とは何か」がたいへんいい。

  • 教育者養成にとってのたいせつなこと、子どもが好きだというのが、成績より前に来るのが当然、

    1,必要に応じた明晰、
    2,成長のゆとりをのこすあいまい、

     この二つの理想の共有、よむたびに胸をどきんとさせられるこの言葉たち。

     

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