ぼくらはガリレオ (岩波現代文庫)

著者 : 板倉聖宣
  • 岩波書店 (2011年1月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032098

作品紹介

なぜ物は落ちるのか。4人の中学生と先生が「アリストテレスはまちがっている」と言ったガリレオの思考をなぞりながら、物が落ちるほんとうの理由を導きだす。本書は、こんな場合はどうだろう、こう考えたらどうなるか、など仮説を立てながら自分たちで実験し確かめていくという「仮説実験授業」の基本書。待望の文庫版である。

ぼくらはガリレオ (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 数式をほとんど使わずに、浮力や落下運動、振り子の運動についての説明がなされている。教科書にある結果のみを伝えるのでなく、アルキメデスやガリレオがどのような取り組みの中で物の動きやその性質を見つけ出してきたのかが語られる。ちょっとかしこめの中学生たちが、いろいろ議論する中で、ガリレオが通った道を再現されている。ガリレオもこういう間違いをおかしていたのかとあらためて気付かされる。こういうエピソードや発問を授業の中に盛り込んでいけば、子どもたちの興味がわき、理解が深まることと思う。ところで私が最初に読んだ著者の本「科学の学び方・教え方」(太郎次郎社)が絶版になっているようで非常に残念です。理科を指導するに当たって、最初に読んでほしい本なのですが。

  • 人間が人間になるためには、その個体発生において系統発生(歴史)を再生することが求められており、教育はその歴史の加速された再現を助けるものだと考える。仮説実験の手法で「浮力の法則」「落下の法則」を丹念にたどる本書は、単に科学史としてのアルキメデス・ガリレオの紹介に留まらず、認識・科学の方法がどこから来てどこへ行こうとしているのかという風・ベクトルを感じさせてくれる。物理を教えることが公式とその演習の詰め込みに出している昨今、学校での科学教育にはこのような授業が中心であってほしい。中学生の必読図書としたい。

  • 物が落ちるのは日常。それを「何故」と立ち止まることが必要なんでしょうね。これは科学の授業ですが、色々な示唆を受けます。
    論旨外ですが「ガリレイとガリレオ家を意味する」というはおもしろかった。

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