ぼくらはガリレオ (岩波現代文庫 社会209)

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  • 岩波書店 (2011年1月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784006032098

みんなの感想まとめ

物の動きやその性質を探求する過程を描いた本書は、仮説実験授業の基本を学ぶのに最適です。中学生たちがガリレオの思考を追体験しながら、物が落ちる理由や浮力、振り子の運動について考え、実験を通じて理解を深め...

感想・レビュー・書評

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  • 数式をほとんど使わずに、浮力や落下運動、振り子の運動についての説明がなされている。教科書にある結果のみを伝えるのでなく、アルキメデスやガリレオがどのような取り組みの中で物の動きやその性質を見つけ出してきたのかが語られる。ちょっとかしこめの中学生たちが、いろいろ議論する中で、ガリレオが通った道を再現されている。ガリレオもこういう間違いをおかしていたのかとあらためて気付かされる。こういうエピソードや発問を授業の中に盛り込んでいけば、子どもたちの興味がわき、理解が深まることと思う。ところで私が最初に読んだ著者の本「科学の学び方・教え方」(太郎次郎社)が絶版になっているようで非常に残念です。理科を指導するに当たって、最初に読んでほしい本なのですが。

  • 人間が人間になるためには、その個体発生において系統発生(歴史)を再生することが求められており、教育はその歴史の加速された再現を助けるものだと考える。仮説実験の手法で「浮力の法則」「落下の法則」を丹念にたどる本書は、単に科学史としてのアルキメデス・ガリレオの紹介に留まらず、認識・科学の方法がどこから来てどこへ行こうとしているのかという風・ベクトルを感じさせてくれる。物理を教えることが公式とその演習の詰め込みに出している昨今、学校での科学教育にはこのような授業が中心であってほしい。中学生の必読図書としたい。

  • 物が落ちるのは日常。それを「何故」と立ち止まることが必要なんでしょうね。これは科学の授業ですが、色々な示唆を受けます。
    論旨外ですが「ガリレイとガリレオ家を意味する」というはおもしろかった。

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著者プロフィール

1930年 東京下谷(現・台東区東上野)に生まれる。10人兄弟の7番目(四男)。家は医療器械製造業を営む。小学生のころ「小学生全集」の『算術の話』と『児童物理化学物語』を読み,感動する。以後,子ども向きの科学読み物に愛着を持つ。
1951年 学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。
1958年 物理学の歴史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 仮説実験授業を提唱。以来,科学教育に関する研究を多数発表。教育の改革に取り組む。また,『発明発見物語全集』『少年少女科学名著全集』(いずれも国土社)を執筆・編集し,科学読み物の研究を続ける。
1973年 教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。
1983年 教育雑誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。編集代表。
1995年 国立教育研究所を定年退職。私立板倉研究室を設立。同時にサイエンスシアター運動を提唱・実施。
2013年 日本科学史学会会長に就任。
2018年 2月7日 逝去。

「2026年 『花と実のなぞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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