ジャーナリズムに生きて ジグザグの自分史85年 (岩波現代文庫 社会212)
- 岩波書店 (2011年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784006032128
感想・レビュー・書評
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1925年に生まれ昭和の年とそのまま歳を重ね、戦後共同通信社などで活動したジャーナリストが85歳の時に書いた「自分史」。
「国のために死ぬ」ことが当たり前だと思っていた軍国少年期から、戦後は大人たちの転向ぶりに呆れ、ジャーナリストとして戦後の自我を築いていった数々の経験が語られている。淡々とした文章の中に時折、ジャーナリストとしての熱い思いが入る。
平和な現代の日本で、表現の自由があるのにどこか「上からの規制」に甘んじて安心してしまう傾向がある報道姿勢へ苦言を呈している。ジャーナリストだけでなく、日本の雰囲気全般に言えることだと受け取れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャーナリズムの「責任」を感じていると言う。でもジャーナリズムは責任を取ってきただろうか。85歳の著者。記者の中にも正義に生きたものはいたと言う。しかし、政治家、文学者、芸術家の中にも「つらぬいた」人はいる。ただひとり「ジャーナリズム」だけがいつも責任を取っていないように僕には思われる。現在もなお。
原寿雄はすごい人なのか。ただ長く生きていただけの人のように思われた。
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