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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784006032296
みんなの感想まとめ
秘境の国ブータンへの旅が描かれた本書は、1950年代のブータンを舞台にしたフィールドワークの記録です。著者の中尾佐助は、当時の秘境の風景と文化を鮮やかに描写し、読者を一気にその世界へ引き込みます。特に...
感想・レビュー・書評
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1959年刊。もとは58-59年、毎日新聞に連載。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
新鮮、とても65年以上もまえのものとは思えない。一気に「秘境」だった頃のブータンに、そしてそのフィールドワークの世界に引き込まれる。
スピード感あふれる冒頭部分がいい。マナスル探険隊の一員として、ネパールから戻ったのは1953年、「ネパールの次はブータンだ」、そう目標を定めた。しかし、なんせ秘境の国、なかなか窓口も紹介者も見つからない。4年が経過、なんとか計画書と紹介状を揃えたところに、知り合いの京大生が飛び込んできた。ブータン王妃がいま京都のミヤコ・ホテルに滞在中です! 早速公衆電話からホテルに電話。つないでもらうと、王妃が出た。ここから一気にブータンへの道が開かれる。(飛び込んできた京大生は本多勝一。ブータン関連では桑原武夫も登場する。)
中尾佐助(1916-93)は遺伝育種学・栽培植物学が専門。照葉樹林文化論の本は読んだことがあったが、こんな行動の人であったのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中尾佐助先生著『秘境ブータン』(先日岩波現代文庫で復刊)、恥ずかしながら初めて読んだのですが、衝撃的に面白かった。国道もなく、国内に自動車がまだ1台もなかったころの調査旅行の記録。50年以上前のブータンの情景がまざまざと浮かびます。
てか、中尾先生の洞察力が凄まじい。植物に限らず興味関心があらゆる分野に向かい、教育に関しても「教育がいくら進んでも、みんなが役人になりたがり、現場で働くことをいやがれば、それはブータンの悲劇だろう」とズバリ記している。
どのエピソードも素敵だけれども、個人的には、「われこそは怪物をカメラにおさめる最初の科学者になろう」と意気込んで向かったブムタンのメンバル・ツォで蜂に刺される話が、微笑ましくてお気に入り。 -
なかなか面白かった。ブータン山の教室という映画を以前見てからブータンには興味があったが実際に行ってみたい。現代ではもう少し訪問し易いのだろうか。
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植物学者がブータンに行ってきましたと言う話。
現代の本だと思ったら、戦後まもなくい本の復刻版。
今のブータンを知りたかったが、過去のだったので残念。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425948.html -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000786812
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2011-10-1
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秘境ブータン◆ブータン・その後◆二十三年目のブータン―文明を運んだ一本の道 村が都市になり、労働力は不足
著者:中尾佐助(1916-1993、愛知県、植物学者)
解説:山口裕文(植物学者) -
王様も普通に庭にテント張って寝泊まりするという距離感の近さが最大の驚き。
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1958年(昭和33年)国交がなかった時期に単身ブータンへ渡った探検家によるフィールドワークの記録とブータンの自然・社会・文化を日本に始めて紹介した書。ブータン関連本として読み続けられる貴重な当時の情報から現在に至る発展を想像してみる。
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この時代にブータンを探検してたってのがすごい。
クンガさん家でホームステイしてたことを思い出しながら読んだ。
もっかい行きたい。 -
1958年に日本人で初めてブータンを訪れた植物学者・中尾佐助の探検記。
詳細な調査資料もなく、首都ですら正確に知られていなかった当時のブータンはまさに古代国家。
通い婚や、王が変わるたび都を移したり、士農工商よく似た階級制度は、奈良、江戸時代を思わせる。
ブータンに暮らす人々の息遣いが聞こえるかのような臨場感あふれる記述と貴重な写真に好奇心を刺激される。 -
ブータン国王が来日した際に国会で行った演説を読んだ。
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昭和34年にブータンを探検した日本人がいるだけで凄い。
しかもKJ法の川喜田さんを相棒呼ばわりしている。
ブータンにも階級がある。農民は役人と同じで高い。
インドはチベット、ブータン、日本の中で農民の階級が低い。
ブータン人はどんな人間かね?とインド人に聞くと、まず無口で感情を表に出すことはない。王の命令には忠実で、苦労を厭わない。だがちょっと陰気です、と答えるだろう。 -
日本人には馴染みの薄いブータンという国について、ひとりの植物学者の視点で語った本。程よく私たちに近い視点なので、とても分かりやすい。
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読む前は「探検家」だと思っていましたが、「植物学者」でした。
むしろ、その分野の専門家だからこそ、朴訥とした旅ができたのかも。王様の招待であったり、家臣を使用するなどの時代錯誤的なのもおもしろい。今では差別的な用語になっている言葉も平気で書かれている。この時代にこれだけの旅ができたことがうらやましい。
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