ファンタジーを読む (岩波現代文庫 〈子どもとファンタジー〉コレクション 2)

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著者 : 河合隼雄
制作 : 河合 俊雄 
  • 岩波書店 (2013年8月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032555

作品紹介

ファンタジー文学は空想への逃避ではなく、時に現実への挑戦ですらある。それは妄想ともつくり話とも違う。すぐれたファンタジー文学は、読み手自身のファンタジーを呼び起こし、何らかの課題をもって読み手に挑戦してくる-。心理療法家が、ストー、ゴッデン、リンドグレーン、ギャリコ、ピアス、ノートン、マーヒー、ル=グウィンの名作を読む。

ファンタジーを読む (岩波現代文庫 〈子どもとファンタジー〉コレクション 2)の感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーの舞台こそ、たましいのこと。アリエッテイの物語についての記述がハッとさせられた。それは何の役にも立たないかもしれないけど、失ってはいけないもの。現代科学の時代に、たましいの世界がアリエッテイの小人のように小さな存在になっていても。

    以下印象的な引用。
    物語る、ファンタジーとは「無意識から湧き出てくる内容に対して、意識が避けることも圧倒されることもなく対峙し、そこから新しく生み出されてくるもの」
    「魂そのものは捉えられないが、たましいのはたらきそのものは、常にわれわれの周囲に起こっており、それをある程度把握して他人に伝えるには。ファンタジーというのが極めて適切な手段となるのである」

  • 児童文学・ファンタジーの紹介…だが、ばっちりあらすじ及び結末に触れているので、ネタバレを気にされる方は注意した方が良いかも。私は「マリアンヌの家」「はるかな国の兄弟」「足音がやってくる」が未読だった。が、ストーリーが分かっていても、面白そうな本は、面白そう。実際にどういう風に物語られてているのか、読みたくなった。

    既読の本に関しては、良いおさらい。ひとつひとつの事象が心理学的に分析されていて、なるほどと思う。作者はどこまで意図的だったのか。無意識だったのか。
    ゲド戦記に関しては、意図的に組み込んだのかなとも思う部分もあるけれど、本能的な部分もあるのではないかと思う。
    しかし本能が働くのは、恐らく物語の骨格がしっかりしているからだ。名作には大概、そういうことが言えるのかもしれない。

  • 今後読むであろうファンタジーのガイドブックとして読んだ。まずまず。

  • 海外ファンタジー(主に児童文学に分類されているもの)の名作を河合隼雄が紹介。ここに紹介されている本はどれも有名だがまだ未読だった。しかもあらすじ知ってますます読みたくなった。

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