子どもと悪 (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 4)

著者 :
制作 : 河合 俊雄 
  • 岩波書店
4.10
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  • 本棚登録 :66
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032579

作品紹介・あらすじ

「いい子」を育てる教育に熱心な社会では、子どもが創造的であろうとすることさえ悪とされることがある。しかし一方では、理屈ぬきに絶対に許されない悪もある。生きることと、悪の関係を考えるのは容易なことではない。「いじめ」「盗み」「暴力」「うそ」「大人の悪」など、人間であることと深く関わる「悪」を斬新な視点から問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 2階心理学C : 371.4/KAW : 3410161634

  • 悪は必要。
    思春期に悪を纏うことが、イニシエーションなのだから、それが逸脱しすぎないように見守ること。
    それが究極に難しい。

  • 悪と創造。
    思いもしなかったけど、あったなと思う。
    通る道だ。

  • とても良い本だとは思いますが、引用が多く、河合先生ご自身のご意見やお考えは少なくて、もの足りませんでした。

  • (内容的に)名著だ。これは名著だ。

  • 文庫で「いじめと不登校」を読んだ。その中で、子どもと悪について触れられていた。たまたま古本屋でこの本を見つけて購入、即読みました。10年以上前に書かれている本だけれど、今でも十分に通用する。私の読み違いもあるかもしれないが、西洋的な考え方をそのまま肯定的にとらえられていることが多い。ヨーロッパでの経験が長いから仕方ないのかもしれないが、ときどき受け入れがたいことがある。特に何がというわけではないのだけれど、感覚的にそう感じる。とりあげられる児童文学が、海外のものが多いからかもしれない。さて、私の経験から。カンニングをする生徒、自己採点をしているときに答えを書きかえる生徒。悪気はないのだと思う。だから、いい点数を取ったと大喜びをする。カンニングを指摘された生徒が母親にそのことを訴え、母親が怒鳴り込んできたこともある。証拠をつかんでいたのだけれど、本人を傷つけないようにとやんわりと言ったのがいけなかったのかもしれない。保護者といっしょに子どもの行動の原因(一つではない)を探したかったけれど、それもかなわず、やめていかれた。他人のものを盗む、隠す生徒。もちろん、そのものがほしいわけではない。相手を困らせようとしているのでもない。全くつきあいのない生徒のケータイをゴミ箱の中に捨てていたりする。あきらかに誰の仕業かは分かっていたけれど、その子に対しては何もしてあげられなかった。そんな経験の中で、本書に書かれた内容に興味を持った。答えが見つかるわけでもないが、子どもの悪は「必要悪」でもあるということ、真剣に向き合っていかなければいけないということ、それくらいは分かった。

  • 友人に勧められて読んだ本。
    出だしから、はーなるほど。そうなのか。
    の連発で、社会のことを考えたり、自分のことを考えたり、他人のことを考えたりと、
    常に誰かのケースを考えており、とても忙しかったのだけれど、読み進めていくうちに、読み終わるのがもったいない気がしてきてちょっとずつちょっとずつ読み進めていた。
    子どもと接すること、ほんと難しいなーと思った。
    日常的に子どもと接してる人、これから関わる人、かかわりおわった人、全ての人が何かしらの学びを得られる本なのではないかなーと思う。
    はやおさん、すごい。

  • 大学の先生が教えてくださった本。
    予想よりもふわっとした内容の文章だったけれども、大切で重要な一冊だったと思った。
    教師はもちろん、親にも読んでもらいたい内容だった。

    子どもを無菌室で育てるような教育の仕方は問題であるとわかった。まさに現代のための教育に関する提言が書かれている本です。
    具体的にどのようにすればいいのか、ということまでは書かれていないので、そこはこれから自分で考えていかなければならないなと思った。
    もっと読み込みたい。

  • 祝復刊、祝文庫化!

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    「「いい子」を育てる教育に熱心な社会では、子どもが創造的であろうとすることさえ悪とされることがある。しかし一方では、理屈ぬきに絶対に許されない悪もある。生きることと、悪の関係を考えるのは容易なことではない。「いじめ」「盗み」「暴力」「うそ」「大人の悪」など、人間であることと深く関わる「悪」を斬新な視点から問い直す。(解説=岩宮恵子)(全6冊) 」

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