古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032661

作品紹介・あらすじ

「ねじらない、うねらない、ためない」という常識を覆す身体操法によって、元巨人軍の桑田投手は奇跡の復活を遂げた。異色の武術研究者である著者がその導きを務めた。以後、著者が提唱する有益な身体の捌き方はさらに新境地を切り開き、現在では各種スポーツの他に楽器演奏や介護、ロボット工学の分野でも熱い関心を集めている。常識を覆す身体術はいかにして可能になり、どこまで究められているか。身体と人間のありようを模索する現代人に心からの驚きを提供する一冊。アクティブ新書版に大幅加筆して刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 桑田投手の復活を手助けした武術研究家が、既存の常識に囚われない身体の動かし方を紹介しつつ、探求の中で気付いた学びへの自論を展開する。身体の動きについては再刊行された2014年時点での探求成果も反映されていてよかった。格闘技はもちろん、スポーツ全般に通じる話なのでランニングの参考にしたい。

  • 魚群が動くのか大魚が動くのか、グラブは上でもって肩甲骨あたりを広げた方がいいんじゃないかな

  • B789-コウ  300369089

  • 岩波アクティブ新書で発売された時にも読みましたので、2回目の読書です。
    最初に読んだ時は、技の術理ばかりに注目していたので、今ひとつ満足できませんでした。しかし、今回あらためて読み返してみたら、術理よりも甲野さんの学ぶ姿勢に共感するものがありました。

  •  武士だってなる。
     足を踏み込まず体を崩すから切り返しができる。
     3秒で2回切りこめる。
     スランプは過去の良かった自分に比べて今が出来ないという気持ち。常に自分が出来ていないと思えばスランプはない。

     なんというか。全編名言です。そして読んだところでやはり分からないw

     あとがきの「過去の自分に教えてあげたい。あれから素晴らしい発見があるんですよ」というキラキラした感じがたまらない。

  • 【2014/12/11】
    紹介者:森山さん
    レビュー:米山

    きつねの手をして抱きかかえると不思議な力に目覚める、、、、というオカルトではなく、事実、人間の体の特性をうまく引き出しながら、力点とすべきところが力点となるような動作が記載されているよう。

    介護や人助の際にも役に立ちそう!

  • 概要的な内容が多かったのは残念です。もう少し具体的で実践的なものを期待してました。まあ、こういうものを本に求めることが間違いかもしれません。知りたければ道場へ行け、ということでしょうね。

  • 疑問や問いが発露され,古今東西の書物によるヒントで土壌を創り,最後に身体で納得をする,この一連の流れこそ他に変えることの出来ない王道そのものである.この方法論は,決して運動のみならず,我々の日々行う研究にも適用できる.結局のところ,このような姿勢は本人の哲学なのだ.

  • ベテランとなると自由な発想を持ちにくくなる。自分がやってきたこと、自分のやり方に非常にこだわり別のやり方に対しては端から見向きもしない人が多いものです。

    これからの多様な時代を生き抜く智慧として、自国の中で育ててきた文化の原種を持っていること、つまり、その民族が長年育てててきた生活の知恵を持っていることは今後地球規模で人間の在り方がどうなるかが問われた時に、また人類全体がこれからどう生き延びていくかを考えるうえで、重要なヒントになる。

  • まぁ・・・、岩波文庫でなければ、手にすることもなかったでしょうか。あの桑田選手の話から始まります。
    世間で見かけるのなら、ちょっと「変」な人なのでしょう。
    「変」と思うほどに、自分が明治以降の政策にはめられ、西洋近代的な頭脳にまんまと変容させられているんでしょうが・・・・。

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