河合隼雄の読書人生――深層意識への道 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
4.38
  • (5)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032852

作品紹介・あらすじ

臨床心理学のパイオニアとして道を切り拓いてきた著者にとって、どんな本がその思考形成と人生に大きな影響を及ぼしたのか。幼い頃から数多くの本に親しんできた著者が、自らの読書遍歴のなかで出会った本を具体的に取り上げ、読書の醍醐味と意味について、わかりやすい口調で語る。娯楽小説から文芸作品、児童文学、仏教経典まで二百冊以上の多岐にわたる本が、その人生とともに紹介される。ユーモアと洞察に満ちた、読書ガイドをかねた自伝。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これはすごい本だと思う。日本人がここまで広く深いことをさらりと言ってのけるのは誇らしささえ感じる。わかりやすくとても共感することができた。生きていたら会ってみたかったな。読んでよかったと思える一冊です。

  • 成人するまでは自分から求めて本を読み,成人後は,自分の生きる・働くことへの意識の上に読書が成り立つ様子が良く分かる.そして,読む,という行為が自らの意識を深化させることに他ならないことが明らかである.小さい頃の読書経験が年老いてから効いてくるというのも示唆的である.

  • 魂とか、人間の心の深いところとか、そういうことをふつうの心理学者に言っても全体に通用しない。心理学というのは科学的やらなければならない。客観的に観察しなければならないから。
    欧米の人は父なるものを非常に大切にするが、日本人はまだ母なるものを大切にする。

  • 中空構造をもっと学びたいものです。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

河合隼雄の作品

河合隼雄の読書人生――深層意識への道 (岩波現代文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする