- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006032852
作品紹介・あらすじ
臨床心理学のパイオニアとして道を切り拓いてきた著者にとって、どんな本がその思考形成と人生に大きな影響を及ぼしたのか。幼い頃から数多くの本に親しんできた著者が、自らの読書遍歴のなかで出会った本を具体的に取り上げ、読書の醍醐味と意味について、わかりやすい口調で語る。娯楽小説から文芸作品、児童文学、仏教経典まで二百冊以上の多岐にわたる本が、その人生とともに紹介される。ユーモアと洞察に満ちた、読書ガイドをかねた自伝。
感想・レビュー・書評
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これはすごい本だと思う。日本人がここまで広く深いことをさらりと言ってのけるのは誇らしささえ感じる。わかりやすくとても共感することができた。生きていたら会ってみたかったな。読んでよかったと思える一冊です。
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単に面白いブックガイドだろうと思って買ったら、何故か心の階段の二、三段低い所に入って行って、よくわからないままちょっと泣いてしまった。自分は河合隼雄と相性がいいんだと思う。合う人には合う、みたいな本だと思う。まあでも本の紹介本である。
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【きっかけ】
河合隼雄
【気づき】
コスモロジーが気になった
【コメント】
また読みたい -
成人するまでは自分から求めて本を読み,成人後は,自分の生きる・働くことへの意識の上に読書が成り立つ様子が良く分かる.そして,読む,という行為が自らの意識を深化させることに他ならないことが明らかである.小さい頃の読書経験が年老いてから効いてくるというのも示唆的である.
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魂とか、人間の心の深いところとか、そういうことをふつうの心理学者に言っても全体に通用しない。心理学というのは科学的やらなければならない。客観的に観察しなければならないから。
欧米の人は父なるものを非常に大切にするが、日本人はまだ母なるものを大切にする。 -
中空構造をもっと学びたいものです。