私の生きた証はどこにあるのか――大人のための人生論 (岩波現代文庫)

制作 : 松宮 克昌 
  • 岩波書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006033040

作品紹介・あらすじ

私がこれまでしてきたことには、どんな意味があったのだろうか?-人生後半にさしかかった人びとがしばしば襲われる、こうした空虚感を埋めるには、どうすればよいのか。世界的ベストセラー『なぜ私だけが苦しむのか』の著者が、旧約聖書、ゲーテ、ユング、ピアジェ、M.ブーバー、W.ジェームズ、エリクソンなど古今の名著や数々の実例を引用しつつ、真に充実した人生とは何かを問い直し、生きる意味に飢え渇くすべての人々悩みにこたえる。現代文庫オリジナル版。

感想・レビュー・書評

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  • 『なぜ私だけが苦しむのか』が素晴らしく、期待をもって本書を手に取った。

    人生の中盤から終盤にかけて、「私の」人生は意味があったのか?という問いかけは普遍的で、この点をコヘレトの言葉をヒントに読み解くことは興味深い試みだと思う。

    しかし、問題に切実さがないからか、文の運びと結論が道徳的な次元で終わってしまっている感じがするのは私だけだろうか。

    そうした意味では宗教がもつ叡智という次元には到達していないように感じた。

    かといって本書が有用でないという意味ではない。ブーバーの我ーそれ、と我ー汝、結婚の意義など生きることへの示唆はある。ただ一点、宗教の深みには到達していない、という実感が残るのみだ。

  • 人生を生きて行く上で非常に重要なことを指摘しているのはよくわかるが、少し重たく感じる一冊。こういうことと本当に真剣に向き合っていくとノイローゼになるかも。本の中身を知らずに一生を終えるのも一つの生きる術かもしれない。

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