キッシンジャー回想録 中国 ((上)) (岩波現代文庫 社会323)

  • 岩波書店 (2021年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (398ページ) / ISBN・EAN: 9784006033231

作品紹介・あらすじ

1972年、米中和解の衝撃によって世界は変わった——その立役者であるキッシンジャー。中国を誰よりも知り尽くした彼が、毛沢東から周恩来、訒小平など中国首脳らとの長年の外交交渉経験をもとに、アヘン戦争以降の歴史から文化まで、中国の全てを論じ切った決定的「中国論」。

みんなの感想まとめ

著者は、中国の歴史と文化を深く掘り下げながら、米中和解の舞台裏を生々しく描写しています。特に、清末から第二次世界大戦後にかけての中国と西洋の交流を通じて、著者がどのように中国の自画像や外交戦略を理解し...

感想・レビュー・書評

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  • 本書による著者情報は、次のとおり。

    ---引用開始

    キッシンジャー,ヘンリー・A.(Kissinger,Henry A.)(キッシンジャー,ヘンリーA.)
    1923年ドイツ生まれ。ハーバード大学教授を経て米政権入りし、1973年から77年まで第56代国務長官を務める。1973年にノーベル平和賞を受賞

    塚越敏彦(ツカコシトシヒコ)
    1947年生まれ。共同通信社上海支局長、北京支局長、編集局次長、社団アジア地区総代表、KK国際情報センター長などを歴任

    松下文男(マツシタフミオ)
    1947年生まれ。共同通信社ニューデリー支局長、ワシントン支局員、ロンドン支局員、国際局、システム局、KK共同ジャパン・ビジネス・センター編集長などを歴任

    横山司(ヨコヤマツカサ)
    1949年生まれ。共同通信社ナイロビ支局長、ロンドン支局員、香港支局長、外信部長、編集委員を経て退社後、翻訳家

    岩瀬彰(イワセアキラ)
    1955年生まれ。共同通信社本社経済部、香港支局、KK共同情報編集部長、中国総局次長、編集局ニュースセンター副センター長、熊本支局長、社団アジア室編集長などを歴任

    ---引用終了


    そして、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    一九七二年、米中和解の衝撃によって世界は変わったーその立役者であり、国際政治の舞台裏を知り尽くしたキッシンジャーによる決定的「中国論」。上巻では、その米中和解へと至る道を、清末中国の西洋との出会いから語り起こす。周恩来や毛沢東らとの対話など、ひと癖もふた癖もある彼らとの交渉が、当事者自らの手で生々しく再構成されていく。異なる価値観をもつ両大国が、いかにして対話を進めたのか。

    ---引用終了


    本書とは無関係だが、『新・人間革命第20巻』のp378に、キッシンジャーのことが書かれている。

    同氏は、ヒトラーのユダヤ人迫害のため、ドイツからアメリカに渡り、懸命に生きたことが書かれている。
    親族にはドイツに残った方々もいるが、13人以上の親族が強制収容所で亡くなったとのこと。

  • 大昔に遡っての中国に対する洞察がすごい。

  • ピーターナバロあたりと比べると中国の歴史やメンタリティ理解が違いすぎてすごい。比べるのも失礼だが。

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-2/323/K

  • 「キッシンジャー回想録」というタイトルを見て本を開いた人は、突如中国の歴史を振り返り始める著者に驚くかもしれない。私もその1人である。
    回想録に入る前の事前知識として書かれているのか?と思いながら読み進み、ついに、上巻の大部分が清朝末期から第二次世界大戦後にかけての中国の西洋との交流について書かれていることに気づき、愕然としてしまった。
    なので、純粋にキッシンジャー時代の米中外交を読みたい人は、上下巻のうち4割近くは割愛して読むといいかもしれない。

    それではその中国近現代史の解説(というかもはや論文)がつまらないかというと、そうではないのが著者のすごいところ。
    さすが、国務長官でありながら学者でもあるキッシンジャーである。
    中国が4000年前から持っていた「世界に優越する」という自画像が、西欧諸国との出会いによって揺さぶられながらも辛くも生き延びたという筆者の主張はとても興味深い。「屈辱の1世紀」という言葉から思い描かれるのは、中国の自信が砕け落ちる様だったから。そんな中でも生き延びたMiddle Kingdomという自画像と孫子の教えが、毛沢東時代にも国際政治の中で活用されていたということを、筆者は緻密なケーススタディを通じて主張している。

    そしてようやく、第8章になって筆者が登場する。

  • 米中関係の当事者が、中国をどのように見ていたのかを窺うことができる本。

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