キッシンジャー回想録 中国 ((上)) (岩波現代文庫 社会 323)

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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006033231

作品紹介・あらすじ

1972年、米中和解の衝撃によって世界は変わった——その立役者であるキッシンジャー。中国を誰よりも知り尽くした彼が、毛沢東から周恩来、訒小平など中国首脳らとの長年の外交交渉経験をもとに、アヘン戦争以降の歴史から文化まで、中国の全てを論じ切った決定的「中国論」。

感想・レビュー・書評

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  • 【内容紹介】一九七二年、米中和解の衝撃によって世界は変わった―その立役者であり、国際政治の舞台裏を知り尽くしたキッシンジャーによる決定的「中国論」。上巻では、その米中和解へと至る道を、清末中国の西洋との出会いから語り起こす。周恩来や毛沢東らとの対話など、ひと癖もふた癖もある彼らとの交渉が、当事者自らの手で生々しく再構成されていく。異なる価値観をもつ両大国が、いかにして対話を進めたのか。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000945590

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-2/323/K

  • 「キッシンジャー回想録」というタイトルを見て本を開いた人は、突如中国の歴史を振り返り始める著者に驚くかもしれない。私もその1人である。
    回想録に入る前の事前知識として書かれているのか?と思いながら読み進み、ついに、上巻の大部分が清朝末期から第二次世界大戦後にかけての中国の西洋との交流について書かれていることに気づき、愕然としてしまった。
    なので、純粋にキッシンジャー時代の米中外交を読みたい人は、上下巻のうち4割近くは割愛して読むといいかもしれない。

    それではその中国近現代史の解説(というかもはや論文)がつまらないかというと、そうではないのが著者のすごいところ。
    さすが、国務長官でありながら学者でもあるキッシンジャーである。
    中国が4000年前から持っていた「世界に優越する」という自画像が、西欧諸国との出会いによって揺さぶられながらも辛くも生き延びたという筆者の主張はとても興味深い。「屈辱の1世紀」という言葉から思い描かれるのは、中国の自信が砕け落ちる様だったから。そんな中でも生き延びたMiddle Kingdomという自画像と孫子の教えが、毛沢東時代にも国際政治の中で活用されていたということを、筆者は緻密なケーススタディを通じて主張している。

    そしてようやく、第8章になって筆者が登場する。

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