大災害の時代 三大震災から考える (岩波現代文庫 社会 343)

  • 岩波書店 (2023年8月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (394ページ) / ISBN・EAN: 9784006033439

作品紹介・あらすじ

我々は「震災が頻発する地震活性期にめぐりあわせている」。東日本大震災の復興構想会議の議長を務めた政治学者が、近代の三大震災(関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災)における被害の実態、国と社会の対応、当時の政治判断、復興への取り組みを比較・検証し、今後起こるかもしれない震災への備えとする。

みんなの感想まとめ

災害への備えと復興の重要性を深く考察した一冊です。著者は、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災の三つの震災を取り上げ、それぞれの被害や国と社会の対応を詳細に分析しています。特に、著者が阪神淡路大震...

感想・レビュー・書評

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  • 『大災害の時代 未来の国難に備えて』(毎日新聞出版) - 著者:五百旗頭 真 - 山崎 正和による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    https://allreviews.jp/review/2306

    大災害の時代 未来の国難に備えて | 毎日新聞出版
    https://mainichibooks.com/books/social/post-394.html

    大災害の時代 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b629857.html

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-2/343/K

  • 五百旗頭真について、朝日新聞で特集をしていたので読んア。
    関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災の3震災をあつかった本である。特に阪神淡路大震災は筆者が神戸大学で教えていた時ということなので、詳細に書かれていた。また東日本大震災では筆者が復興の委員会のメンバーであったので、これも詳しい。

  • 著者が、
    日本近代政治学者として関東大震災を、
    神戸大学教授という被災者として阪神淡路大震災を、
    防衛大学学長及び復興構想会議議長として東日本大震災を、それぞれ論じた新聞連載を元にした一冊。

    研究者として、被災者として、復興責任者としていずれにも偏る事なく、それでいて読み物としてグイグイと惹き付ける力を持った稀に見る好書。著者の筆致力を感じた今年ベスト3に入る本だった。

    因みに著者は防衛大学退官後、熊本県立大学理事長就任、そこで熊本地震に遭遇し復旧復興有識者会議座長に就任する。「地震男」からかわれる様だが、まさに地震列島日本を象徴する人である。

    ジュンク堂書店天満橋店にて購入。

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/477728

  • 【書誌情報】
    著者 五百旗頭 真
    通し番号 社会343
    ジャンル 岩波現代文庫 > 社会
    刊行日 2023/08/10
    ISBN 9784006033439
    Cコード 0131
    体裁 A6・並製・カバー・394頁
    定価 1,573円
    備考 『大災害の時代』(毎日新聞出版、2016年)を文庫化。

     我々は「震災が頻発する地震活性期にめぐりあわせている」。東日本大震災の復興構想会議の議長を務めた政治学者が、近代の三大震災(関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災)における被害の実態、国と社会の対応、当時の政治判断、復興への取り組みを比較・検証し、今後起こるかもしれない震災への備えとする。
    https://www.iwanami.co.jp/book/b629857.html

    【目次】
    岩波現代文庫版への序文
    緒言………(山崎正和)

    はじめに
     1 「三大震災」の視座から
     2 日本人の自然観・天災観
     3 日本列島の地震活性期

    第1章 関東大震災
     1 海洋プレート型と内陸直下型の連鎖
      地震発生のメカニズム
      双方の揺れを体験した震災
      地震予知と科学研究
     2 被災地の惨状
      震源に近かった横浜
      複合災害に見舞われた東京
     3 江戸時代・明暦の大火
      市街の六割が焼ける
      幕府の対処
     4 震災への行政対応
      首相の不在
      火災との闘い
     5 自警団による虐殺
      情報暗黒下の異常心理
      異常事態への警察対応
     6 政争の中の創造的復興
      後藤新平の大構想
      伊東巳代治の反対演説
      復興院と政界再編
      積極的復興の中身

    第2章 阪神・淡路大震災
     1 戦後平和を引き裂く直下地震
      大地の魔神
      生死を分けた住居
      被災地体験を伝える記録
      伝統的共同体の救い
      悲惨の中、人の輝き
     2 安全のための第一線部隊
      自助・共助・公助による減災
      警察の試練
      消防力を超える火災
     3 自衛隊出動
      姫路連隊の動き
      伊丹連隊の場合
      戦略レベルの決定失敗
     4 生存救出と「震災の帯」
      ある学生寮の奇跡
      生存救出の八割を占める共助
      断層と「震災の帯」の乖離
     5 首長たちの初動
      風水害で鍛えた危機管理
      公用車を待つ首長
      兵庫県庁の初動
     6 官邸の初動
      情報、官邸に上がらず
      テレビ報道 vs 公的情報
      緊急対策本部の創設
     7 復旧・復興の諸局面
      復旧のプロセス
      基金設立と創造的復興
     8 創造的復興の行方
      地元主導の復興論
      立ちふさがる行政の壁
      減災シンクタンクの誕生

    第3章 東日本大震災1――大津波の現場
     1 巨大津波を生んだ海溝型大地震
      猛り狂う海の魔神
      船乗りたちの格闘
     2 津波常襲地の三陸海岸
      明治三陸津波
      明治の高台移転
      昭和三陸津波
      田老の防潮堤
     3 消防団の苦闘
      住民と共にある消防団
      甘えすぎの社会への教訓
     4 警察の災害対応力
      地震災害と津波災害
      広域支援体制と災害用部隊
     5 自衛隊の任務
      「ことに臨んでは、わが身を顧みず」
      陸幕長の独断専行
      自衛隊の大改革
     6 現場主義の奮闘
      もう一つの第一線部隊
      DMATによる医療支援
      学校と教師たち
     7 自治体間の広域支援
      関西広域連合のカウンターパート方式
      東京都杉並区のスクラム支援
      企業による支援の新段階
      遠野市の奇跡

    第4章 東日本大震災2――国と社会の対応
     1 日本政府の初動
      見違えるような初動体制
      原発事故発生
     2 フクシマの現場
      津波による電源喪失
      ベントのための決死隊
      炉心溶融(メルトダウン)
      なぜ原発は暴走したか
      現場力の高さと運命の女神
     3 トモダチ作戦
      災害支援の日米関係史
      災害平穏期から活性期へ
      軍の役割の拡大
      大震災勃発と日米の緊密な連携
      フクシマ原発事故――日本滅亡の危機
      日米間の情報共有と協力の進展
      トモダチ作戦の意義
      トモダチ作戦と安全保障
     4 復興構想会議
      首相からの電話
      五つの基本方針
      大荒れの第一回会議
      復興構想7原則
      難産の末の復興構想
      復興構想の内容
      生かすも殺すも政治次第
     5 安全なまちづくりをめざして
      復興の三類型
      想定を超える人工丘のまち
      違いの見えた復興過程

    第5章 地震活性期を生きる
     1 リスボン地震との比較
      リスボン地震という歴史的モデル
      Aクラスの危機管理・応急対応
      リスボンの復旧・復興
      国家の賑わいと凋落
     2 災害対策の現在
      復旧か、復興か
      国際的支援
      天皇の役割
      安全なまちの先にあるもの
      南海トラフと首都直下への備え

     あとがき
     注
     参考文献

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著者プロフィール

熊本県立大学理事長・ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長・神戸大学名誉教授

「2014年 『戦後日本外交史〔第3版補訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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