古武術に学ぶ身体操法 (岩波アクティブ新書)

著者 :
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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784007000638

作品紹介・あらすじ

桑田真澄投手の再生を導いた常識を覆す身体術。古武術と現代武道はどう違うのか。「捻らない、うねらない、ためない」身体の使い方とは?だれもが身につけたほうがいい、上手な「転び方」。発想を育てる。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 少林寺拳法部

    請求記号:789/Ko 図書ID:00150550

    検索キーワード:武道

  • やって見ないと
    と言うことか

  • ちょっと待ってよ、いままで僕たちが最善と思ってやってきた身体の動かし方は全部間違っていたの?と言いたくなってしまう。著者は決していままでの方法が間違っていて、自分が絶対正しいとは言わない。自分自身がいま言っていることでも、今後研究を重ねる内に変わって行くはずだと言っている。けれども、著者が唱える身のこなし方で、巨人の桑田が復活したというのだから(いまどうなのかは、野球に興味のない私はまったく知らないのだけど)やはりそこには何かあるのだろう。この術を身につけることで何かが変わるような気がする。だいたい、僕の身体はあまり言うことを聞いてくれないのだけど(とにかくかたい)、チャンスがあれば、転び方と、なんば走り(手足を左右逆に動かすという、誰もが普通にしてきたことは、何も普通のことではなかった。江戸時代までは手はほとんど振らないか、同じ側の手を少し振るくらいだったそうだ。その方が体力の消耗が少ない。桐朋高校バスケットボール部は、その走り方で全国大会に出るようになったそうだ)だけでもマスターしてみたい。さて、この本の中で新しいことに気がついた。著者はいままでにスランプを経験したことがないという。それはなぜか。その時々の自分に満足するということがないからだそうだ。常により良い方法を探している。ある一定期間はうまく行っていた、でも最近はどうもうまく行かない期間が続く、これをスランプと呼んでいる。うまく行っているという思いが全くなければ、スランプに陥ることもないというのだ。なるほど、発想の転換で見えてくることがたくさんある。

  • 体の動かし方を説明するばかりでなく、運動に対する考え方も合わせて示唆しているユニークな著作だ.だた、具体的な動きについての図があれば参考にできるのではないかと思った.

  • 人間は基本的にひとにあれこれ言われることを嫌うものです。自分が決断したあらこそ、人間は動くものです。

    自分の中の美いs気と一体化した、政治的ナショナリズムではない、自分の中の美意識に付随するナショナリズムが必要。

  • 10年前ですから、甲野先生が世に広く知られるようになり始めた頃の本ですね。
    桑田氏や、桐朋高校の話が出てきます。
    森田真生氏はM君で登場しますね。

    桑田氏は、今まで取れなかったような打球を取れるようになったそうです。
    10年経って僕にもそんなことが無いかと考えて思い当りました。

    落とした物が、地面に着くまでに間に合って受け取れる。
    こないだも子供が落としたお菓子をなぜかキャッチできてました。
    膝の抜きが自然にできてるんじゃないかなーと。

    分かりやすいのはそれくらいですが^^;
    自分の身体感覚を掘り下げていくのは楽しいです。

    身体感覚を掘り下げながら、村上春樹みたいに内面を掘り下げて行けたら、
    何か自分の鉱脈の様なものに辿り着けるんでしょうか。

  • 古武術の動きそのものを知りたくて手に取ったが
    それとは主旨の違う本だった。
    けど面白かった。
    術と道の命名の違いなど興味深く楽しめた。

  • 著者は、元巨人の投手・桑田真澄氏に古武術の身体の使い方を教えた人。
    身体を「部分」ではなく、「総合的」に捉えている部分が共感できた

  •  この本はきっとヒントなのだと思う。
     自分が正しいとか、古武術を取り入れれば健康になるよなんてことは書いてない。

     ただ、甲野善紀さんがこれまでの独自に学んできたことの研究報告のようなものなのだろう。だから、もしかしたら数年後にはまったく正反対のことを言っているかもしれない。

     だけど、そこにはまったく矛盾はなくて、この本を書いた時はこれが甲野さんにとっての現時点での答えなんじゃないだろうか。

     当たり前にあるものに対して疑問を持ち、自分なりの仮定を持つ。
     旺盛な好奇心をもって様々な工夫をこらしながら、答えを導き出し、しかしてその答えに決して固執しない。
     常に疑問を持ち続ける姿勢が素晴らしかった。

     答えを求めれば求めるほど泥沼にはまってしまうし、「これ!」という答えを得た時にそれに縛られてしまうんだ。

     体に関する本なのに、なぜだろう感動する。

  • 弟の紹介で知った甲野善紀。
    youtubeの動画で語っていた武術という観点からの身体操作術に非常に共感した。今僕が最も学びたいまたは感じたい、身体というものをテーマとした著書が数多くあるのでこの他にも読んでいきたい。
    本書なかでも最も気になることは、おそらく甲野善紀さん自身とても大切にしていらっしゃる考え方だとは思うが、それぞれの細胞が小魚の群れのようにバラバラと動くということ。今サッカーをやっている自分の中で体験としてその必要性を感じているものを本のなかで取り上げられていることに感動したし、その感覚をより真理に近いであろう人の言葉を通して感じることができ、それに対して自ら取り組んで行ける事に対してワクワクする。

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プロフィール

武術研究者 1949年東京都出身。1978年松聲館道場を設立。日本古来の武術を伝書と実技の両方から研究し、その成果がスポーツ、楽器演奏、介護、工学等から注目を集め、日本各地のみならず海外からも指導を依頼されている。2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務める。著書に『表の体育 裏の体育』(PHP文庫)、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『神技の系譜』(日貿出版社)、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』(聞き手・平尾 文 PHP研究所)など多数。

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