天才の誕生 あるいは南方熊楠の人間学 (岩波オンデマンドブックス)

近藤俊文

• 岩波書店 (2014年8月8日発売)

作品紹介・あらすじ

多くの謎に包まれた知の巨人の意識と行動を、綿密な文献解読、精神医学・神経科学的知見の統合を通して描き出す秀逸な人間洞察。「ゲシュヴィント症候群」という人格の構造を浮き彫りにし、異能の秘密に迫る。

著者プロフィール

　1932年生。京都大学医学部卒、内科系大学院修。
宇和島市立病院名誉院長。医師として、アルドステロンのバイオ・ステレオ・アッセイ、デュビン・ジョンソン症候群の疫学・遺伝学・生化学、ＡＴＬの臨床疫学、腎移植普及などを行い、公益財団法人宇和島伊達文化保存会理事として、宇和島伊達家文書の復刻・翻刻を行う。

　著書・翻刻に『天才の誕生ーあるいは南方熊楠の人間学』『カルテの余白』（共に岩波書店）、『伊達村壽公傳』『伊達宗紀公傳』『伊達宗城公傳』『宇和島伊達家叢書３集伊達宗城公「御日記」』（いずれも創泉堂出版）などがある。

「2015年 『日本の腎臓病患者に夜明けを』 で使われていた紹介文から引用しています。」