英文標準問題精講

  • 旺文社
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本棚登録 : 176
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784010323311

感想・レビュー・書評

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  • 社会人向け英語の教本は目移りするほど多いが、この大学受験用参考書を繰り返し読むのも良いのではないか。値段は格安だが情報量は多い。手になじむサイズで通勤通学時の携帯にも向く。無理してわからない英文をわからないままに読み流すよりは、文法や語彙の解説を読みながら学習するほうが自分には長続きする。今読んでも毎日発見がある・・・ほどに自分は勉強していなかった!?

  • 齋藤孝著『大人のための書く全技術』40冊―19

    すぐれた問題集で英文解釈を学ぶと、日本語の訓練にもなる。
    英文学の優れた文筆家による最高の文章だけが揃っている本。

  • 高校3年生の夏休み前に、仲の良かった友達が「これ、すごくいいらしいよ~。有名なんだって~」と言って買っていたのを見て、「えっ?いいの?これ買うといいの?」と、何も考えずに買ったものです。表紙も水色で現在よりもずっと前の版のもの。
    受験前の最後の夏休みなんていう緊張感は学校中どこを探しても全く見当たらない田舎の三流高校に通っていて、本当に何も考えてなかった。
    のどかだったなぁ。
    塾も予備校も近くにないので通いたくても通えず、ある意味時間はたっぷりあって幸せでした。毎日本屋さんに寄ってマンガの棚で立ち読みして、その後家に帰って、「アルプスの少女ハイジ」の再放送とか見てた。
    そんな感じだったので、当然ですが、たぶん当時は10問分くらいしか読んでないんじゃないかな。そもそも高校の授業でしか英文を見ることのなかった私は、まともに英文学を読むには、語彙が圧倒的に足りてなかったと思う。

    てなわけで、それから何年もたって、YA向け小説や新聞記事くらいなら特にストレスなく英語で読めるようになり、でも大人向けの小説を難なく読むにはまだまだ読解力が足りないと思う今、改めて基礎から読解の勉強をしようと思ってこの本を引っ張り出してきました。

    やっと読み通せて感極ってます。
    こうして、17世紀から20世紀までを生きたインテリ層の文章群をまとめて読んでみると、それぞれはコマ切れながらも、一つの大きな流れみたいなものを嫌でも感じるものなのだなと、ちょっと感動しました。
    知に対する渇望というか、畏怖の念みたいなもの。
    あるいは愛国心(主にイギリスに対する気持ち)とその反動みたいなもの、戦争のあとの心の傷。
    美徳のようなものに対する温かいまなざし、今見ると驚くほど控えめな思いやりの表現、態度。

    たぶん、それぞれの原文を私が今後読むことはまずないと思うだけに、ほんの欠片でも、こんな風に解説つきでまとめて読む機会をもらえてありがたいなと、著者に感謝したいです。
    受験のためとは言え、これがベストセラー・ロングセラーになる日本はまだまだ捨てたものではないかも?

  • 大学受験の英文解釈問題集の超ロングセラー。昔々、本書の難しさに途中で挫折した経験もある。

    本書購入の動機は、普段英文を読んでいて、やや複雑な構文になると正確に意味が取れていないという感覚があったため。一度、英文の構造をしっかりと整理しておく必要性を感じた。気分転換に時々読んでいるが、使われている英文は格調が高く、また、文化的背景も相まって、社会人になった今でも得るところは大きい。

    個人的な感想では、本書のように「解析的に英語を読む」という作業は、標準的な英文がある程度のスピードで読めるようになって初めて意味が出てくるように思う。したがって、そもそも読むスピードが遅い高校生レベルでは、本書を十分使いこなせない(本書の良さがわからない)のではないか、と改めて感じた。

    本書の格調の高さは、★5つに相当するが、あくまでも大学受験用の参考書として使われることが想定されている点を考慮し、★1つ減じた。

  • ブクログの感想は素直なのだけど、他のサイトの感想やレビューでは神格化されていることがままある本。神格化は気持ち悪いので、この本は実際どのようなものなのかを書いておきます。

    簡潔に言うと、「主に19世紀から20世紀前半の著名な英米人による文章を抜粋した本」です。有名な人というのは例えばラッセル、E・M・フォースター、ヴァージニア・ウルフ、ヘミングウェイ、T・S・エリオットなど、小説家が中心ですが、お堅いエッセイや思想家の文章も盛り込まれています。ほかにも『不思議の国のアリス』の冒頭が載っけられていたりします。

    掲載されている文章には日本語訳と語句解説がついており、初版が古い本の割りには比較的詳しいです。本の章立ては前期・中期・後期に分かれていて、前期中期は文章解釈の練習と言った趣で後期は問題演習になっています。

    現在の大学受験ではあまり使われない時代の文章である上に問題演習も傾向を外しているので、受験対策には不向きです。しかし、違う意味で使うならば効果はあります。この本は大学生とか英語が得意な高校生が原著に挑戦する前の助走段階として使えば、いまでも価値があると言えます。もちろん後期の問題演習編はとばせばいいのです。

    結局のところ神格化されてきた理由は三つあるような気がします。
    まずは、生半可な実力しかない受験生が取り組んで跳ね返されてきたという事実。というかですね、子供向け文章もあるとはいえ、大人向けの英語で書かれた文章を英語勉強中の高校生が読めるわけがないじゃないですか。読めるわけがないので学習者用に易しく書き直した本とか大学生用の対訳本が世の中にあるわけで、そのような道理をわきまえていない人が過度に難易度を煽っているんです。
    もうひとつの理由は教養主義の残滓への憧憬です。ちょっと知的な英米人とか英米の大学生が読むような文章の抜粋がたくさん掲載されているので、どうも高尚な文章を読んでいるような気になるみたいです。でもここにある文章って大学生が課題で読んだりするような本ばかりなんですよね。別に知的な高みにあるようなものでもないです。
    最後の理由としては、英文解釈は一種の修行のような道である、とする考えが日本人には根強い点です。英文解釈の本って過度に持ち上げられていませんかね。なにやら柔道とか弓道とか茶道のような、求道の方法として英文解釈道を位置づけている人が世の中に一定数います。このような人たちがただの学習用の参考書を妙に称賛してるんでしょうね。


    ということで、どんな本なのか分かってただけたと思います。

  • 18/03/02。

  • 1933年に初版が発行された受験参考書のロング・セラーです。

    第1編は英文の構造を正確に解釈することを目標とし、第2編では文脈の理解と修辞に焦点を当てた解説がおこなわれています。第3編では、大意要約や表題選択などの設問への対処法が扱われています。

    受験生のときにも使っていたのですが、第2編の途中まで終えたところで試験日を迎えることになり、今回初めて、分からないところや自信のないところのみ解説や訳に当たって確かめるという使い方ですが、最後まで目を通すことになりました。問題の多くは300語以内の比較的短い文章で、ラッセルやモームといった作家の格調高い名文を味わうことができます。現在の受験英語の傾向とはかなり肌合いが違いますが、確かな英文解釈力を身につけることのできる参考書として、現在でも多くの受験生に受け入れられているようです。

  • 今の受験生にはハード過ぎるが、名文の数々に囲まれることの喜びを知りたい人へ。

  • 文章が古いうえに解説がない問題があったりします。

  • どんなのかわからない・・・

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