斎藤孝の実践母親塾 子どもの能力を確実に引き出す!

  • 旺文社 (2005年3月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784010555514

みんなの感想まとめ

子育てにおける時間の確保と親子関係の重要性について深く考えさせられる一冊です。著者は、現代の親が直面する課題や、共働き家庭における育児の厳しさを理解し、実践的なアドバイスを提供しています。特に、子供の...

感想・レビュー・書評

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  • 教育学者として有名な齋藤孝さんの子育て(主に子供の頭をどうよくするかなので、日常生活に関することに紙幅は割いていない)論の本である。
    発刊年は2005年とすこし古いが、齋藤孝さんの現在の主張と大きく乖離していることはないとおもう。
    この本の主に主張していることは、子供の頭を良くするためにも反復練習を勉強にも取り入れ、その中でも国語力や算数力の主にこの2つをゴールデンエイジ(小学校4年生〜中学2年生)の間に鍛えることが重要であるということだ。
    そして、この本では国語力は文脈力として、算数力は段取り力として言い換えもなされており、これら2つの力を醸成していくことが社会で生きる力になるとも書いてある。
    齋藤孝さんの本ではお馴染みの概念であるこの2つの力は確かに、学校を卒業し、社会人になり、仕事をしていく上でも、有用な力である。ここで1度この2つの力の意味を確認しておく。

    文脈力とは、どういう文脈で話が流れていて、誰がどう考えているかを把握する力です。これまでの話の流れ、その場にいる人がどう考えているか、どういう価値観の持ち主であるのか、こうしたことを読み取って、行動する力です。「場の空気を読む」ということです(p47)

    これが齋藤孝さんの文脈力の定義である。流れを把握し、処理していく力であると言える。

    「段取り力」はあらゆる行動を起こす時の、最も大切な力です。
    「仕事の段取りをつける」というように、事を運ぶ手はずをあらかじめ整えておく能力です(p162)

    そしてこれが、段取り力の定義である

    これらを見ていくと、文脈力で情報処理をした上で、段取り力で行動を起こしていくといった関係が見て取れる。

    つまり、この2つの力が何か行動を起こす際の、重要な力となっているのである。
    本書ではこれらを鍛えていくのに、国語、算数といった教科を利用しているのである。もちろん、誤解してほしくないのは、これ以外でも鍛えられるし、国語でも段取り力、算数でも文脈力は鍛えられるという事である。

    このような事実を踏まえた上で、齋藤孝さんは社会で生きていくための力の養成として最適解を提案しているに過ぎない。

    最後に、いいなと思った箇所を引用しよう

    教科の学習、とりわけ国語と算数は、人間の思考の基礎トレーニングになります。基礎トレーニングはどんなにやってもやりすぎるということはありません。
    トレーニングを積み重ねた結果、トレーニングの量が一定量に達すると、質的な変化を起こします。これを「量質転化」といいます。(p33〜34)

  • 齋藤孝さんの本。言わんとすることは判るし、実践もしてみたい。

    しかし、どれほど子供に時間が割けるか、が、昨今の親としての課題。

    まして、母親となるとほぼ24時間態勢の家事、育児の上に、共働きでなければ生活できない日本の現況もある。

    様々な教育本を読んでみて思うことは、裕福なはずの日本人の生活の中で、時間を作ることの難しさと時間の無さからくる親子関係の余裕の無さ、親、子、ともに愛情を感じ取る希薄さは、子の生まれ育つ家庭の、生活水準に左右されるのではないかと、考えさせられたりもする。

    分かっていても、出来ない。それが親の本音だと推測する。親に時間がないので、塾やお稽古といった形になるのだろう。

    そして、子の心の糧は、休日だけに限られた家族の時間。

    どこから?どこで?学ぶのだろう…と、ふと寂しくなる。

  • 小3までに読んで実践すると、よさそう。

    特に読書は知的活動の土台あたりは刺さる。

  • 自分としては斎藤孝の本は2冊目(子供に与えた本含めたら3冊目)

    多くの共感があり、子供を勉強漬けにさせることの罪悪感を少し拭ってくれ、私がやっていることは正しいと胸を張って肯定できました。

    学校や塾の推薦図書もよいですが、斎藤孝の推薦図書にも、小学生のうちから触れるとメリットがありそうです。
    いくつか実践しようと思います。

  • この本、もっと子供が小さいうちにめぐりあいたかった…

  • 斎藤教授が世の母親に向けて勉強することの大切さを熱く語るもの。文脈力や段取り力などお馴染みのキーワードを駆使し、国語・算数の学習法・学習意欲の持たせ方を解説する。内容はデジャヴュを感じてしまうところがあるが、やらなければという気持ちにさせるのは間違いない。

  • [江戸川区図書館]

    勉強もスポーツと同じ。ある一定量は必要で、反復トレーニングを疎かにしてはいけない、「量質転化」を目指せという教え。

    そして、「文脈力」と「段取り力」が大事で、小4からの過ごし方で将来が決まるので、お母さんが勉強のペースメーカーになって、感動して反復トレーニングの成果をほめるべし、「このくらい練習すると知識が頭に入る」を知ることで、その後の勉強の仕方、ゴールが見えることへの安心感による推進力が産まれる、というもの。

    具体的には同著書の、「やる気のワーク 最強の国語/算数」の二著書を随所で引き合いに出して説明。

    国語では抽象的な熟語、漢語系の国語力、抽象語を具体的に示させるなどのチカラが必要。
    対義語で論展開させたり、四字熟語や慣用句、ことわざなどで知的水準を挙げたり、精神の安定をはかることができる。
    文脈力と読解力は持論の三色ボールペンで養い、親子で本を読むことを薦める。

    算数に関しては、「計算」「図形」「数量」「文章題」というカテゴリーにおいて練習させ、割合や比率などの問題も、文章題では声に出させて論理性を追求するやり方で鍛える。

    そして音読の重要さと有用さ、ならびに音読で養われる先読み、日本語特有のことばの響き等を培う事の大切さを説いている。

  • 子供の学習において何が大切かをわからせてくれる本。
    とにかく、反復トレーニングあるのみ。
    まさに、これが、学力向上に繋がるのだ。
    やはり、勉強の絶対量に勝るものはないだろう。
    では、いかに、我が子に繰り返し勉強させるのか。
    どうやったら、習慣づけられるのか。
    子供の向上心を掻き立てるにはどうしたらいいのか。
    学力は周りと競ってこそアップするという。ということは、進学塾に通わせるのも絶対条件なのだろう。
    母がペースメーカーとなり、常に二人三脚でやっていくことも必須と書いてある。
    母親も強固な意志を持って望まなければ子どもは賢く育たないというのが現実である。

  • 勉強はなんの為にするのか?ということを考えさせられる本。『子供の幸せは、社会に出て、自分の適性に応じた実力を発揮すること。勉強はそのための準備である』という考え方は同感です。

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著者プロフィール

明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり、日本語ブームをつくった。著書累計出版部数は1000万部を超える。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導のほか、フジテレビ「全力! 脱力タイムズ」、日本テレビ「ZIP!」など、TVコメンテーターとしても活躍中。

「2026年 『齋藤孝と生み出すあなただけの名言レッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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