- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784010613870
感想・レビュー・書評
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ペルーに旅行にいくので。帝国が滅ぶところまでいくのか不安だったけれど、本当にあっというまの出来事だったのだな、と納得した。時代の節目に失われたいろいろなものが切ない。
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三省堂古書館で11年9月に購入してました。あの時は「今日はこれに出会うためにここに来たんだな」と思った。マジで。
最初に読んだのは高校生の頃と記憶しています。確か友人に紹介されて自分でも買って何度も読み返しました。ちゃんと続編の『まぼろしの都のインカたち』と一緒に持っていたのだけど、引っ越しを繰り返す間に見失ってしまいました。だからうれしかった。
間違いなく今の私をかたち作っている要素の一つです(インカローズは好きなパワーストーンだし)。
いま読み返すと、全て現代日本人の思考体系で進んでいる。絶対にありえない。ラブストーリーも陳腐なのだけど、でもそんなことを論っていたらこのお話は微塵も成立しないので置いといて。それを補って有り余るくらいやっぱりいい話。大事にします。
ああ、でもやっぱりハードカバーも続編と一緒に欲しい。いやいや、それもだしなんで『まぼろしの都の~』は文庫化しなかったんだろう。 -
神戸の古本屋で200円で購入
インカの最後の皇帝(実質的な)アタワルパのお話
アタワルパといえばスペイン人の人質になり、身代金として、部屋一杯の金を用意させられた話が有名。この小説でもそのエピソードは使われている。
中南米好きなので「はるかなる黄金帝国」というタイトルに惹かれたのだけれど、印象は普通。あっさりとした書きぶりの児童文学。