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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784010614372
感想・レビュー・書評
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4010614374 261p 1984・7・25 初版
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聖徳太子=聖王の本流を行く小説。
聡明で人徳に優れ、日本仏教並びに文化の礎を築き上げた
偉大なる人物像としての聖徳太子を見るには最適である。
が、あまりにも聖人然として描かれており、どこか虚実的である点は否めない。
政治家というよりも哲学者としての側面を重視するならば
もう少し内面を掘り下げて欲しかった。
人間なのだから慈愛や哀れみといった他者に対する思いやりから発する感情のみならず
仏教の三毒が一つ瞋恚や愚痴といった負の心も抱かずには居られないだろうに
それら全てを綺麗さっぱり無視していては彼の人物像が見えてはこない。
だからこそ時折秦河勝や小野妹子と他愛無い雑談をする時に見せる年相応の人間的感情が引き立つ、ともいえるが
固有名詞としての「聖徳太子」の概要を掴むには良本
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