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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784010620601
感想・レビュー・書評
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奇天烈な愛憎劇であるがドロドロはしていない。むしろ読後に爽快感のようなものがあった。エミリー・ブロンテの無駄のない描写はヒースが生い茂る荒涼とした野原と符合する。エミリーの人物像は姉のシャーロットによる記述でしかよく分かっていないようだが、この作品そのものから、質実剛健さのようなものが醸し出されているような気がした。ヨークシャー地方の方言は訳者泣かせであったようだが、原書ではその味わいをもっと楽しむことができるのかもしれない。
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たまたま図書館で手に取ったのですが、良い翻訳でした。所々言葉遣いは古めかしいにしても、感傷的になりすぎず語り口の魅力が出ていて。
内容に関しては、キャサリン(母親のほう)がだんぜん好きです。でもキャサリン(娘のほう)が冬の荒野にひとり馬を駆るのが、想像していていちばんぐっとくるシーン。 -
イングランド北部のヒースの荒野の一画に暗い雰囲気の「嵐が丘」と呼ばれる屋敷があった。 一人の青年が近くの屋敷を借りようと「嵐が丘」の主人を訪ねる。
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とても激しい恋愛小説。
中村佐喜子の作品
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