近代百年カレンダー 暮しと文化の雑学百科 (旺文社文庫)

  • 旺文社 (1985年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784010643273

感想・レビュー・書評

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  • 今年の夏、大きな古書展がやっていたのでそこで見つけたもの。

    太宰や久米雅夫、仲勘助を読んでいるとどんどん明治や大正、昭和の世界が気になった。
    彼らはどんな社会で、どんな世界で、どんな価値観や常識をもって生きていたのだろうと今でも興味津々。

    この本は、ひとつひとつ「学生運動」「海水浴」「郵便」「クリスマス」という風に成り立ちを解説してくれている。

    中でもびっくりしたのは「サマータイム」
    私はずっと日本もサマータイムを導入したらいいのにと思っていた。
    なんて日本は遅れているんだ、まだ19時なのにこんなに明るいじゃないか!なんて毎年夏になると思う。

    でも実は戦後23年から3年間、実際日本もサマータイムをすでに導入していたのだ!!!
    そしてそれが失敗に終わっていたのだ。

    常に新しく合理的なものが持て囃される現代。
    私は手間のかかる、昔のものを知りたいと更に思った。

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著者プロフィール

紀田 順一郎(きだ・じゅんいちろう):1935年、横浜生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。評論家、作家。近代史、出版論、書誌、言語とコンピュータなどの分野で旺盛な評論活動を展開、推理小説も手がける。著書に『古本屋探偵の事件簿』『東京の下層社会』『幻想と怪奇の時代』(2008年度日本推理作家協会賞)『蔵書一代』など、訳書に『M・R・ジェイムズ怪談全集』など多数。三一書房より『紀田順一郎著作集』(全8巻)が刊行されている。

「2025年 『日本賭博史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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