高校数学解法事典

  • 旺文社 (2012年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1288ページ) / ISBN・EAN: 9784010752005

感想・レビュー・書評

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  • 事典
    2003年発行の物が所蔵されている
    岐阜協立大学図書館に所蔵あり
    高校数学の問題と解法を収録したもの。3600問

  • 高校数学と言えば赤点の源だったが、それだけに何も考えずに写経のように心を無にして手書きできるのではないかと思って本を開いてみたら、章のはじめに要点はついているし、その後に問題と解法が即のっているという、なんとも目的に敵ったありがたさ。(結局考えてしまうので、問題だけはNGと思っていた)

    何より、数学が定石でできているというのが、今更ながら目から鱗過ぎた。
    この一言のために買ったと言っても嘘じゃない。

    自分で考えなければ意味がないと思っていたが、そもそも紀元前から蓄積されてきた定石という整理体系化された武器を持っていなければ、丸腰で何千年もの間に見つけられてきた知識に立ち向かうという無謀な挑戦を繰り返していただけだったのだということに気がついた。
    公式と言われるとちょっと敬遠したくなるが、定石と言われるとなんかかっこいいし、これだけ分厚くなるくらいの定石があるのかと感動すらする。

    心を無にする写経がわりに買ったが、要点を読み、解法を書いているうちに錆び付いた脳みそがギギギと歯車を動かし、たとえ昔習ったことが思い出せなくても、回路を結ぼうとしていく感覚に、たまらない喜びを感じる。
    何より回答にたどり着いたときのしなやかな達成感。
    数独やパズルを解くよりも多種多彩な問題に出会えることもなんだか嬉しい。

    高校の時にこの本に出会えていたら、と思わなくもないが、当時は多分、学校からの問題集で手一杯で他に目を向ける余裕もなく、店頭で見かけたとしても事典であり参考書や問題集ではないと見切り、分厚さに尻込みして手は出さなかったことだろう。

    本当は高校生の手に渡るべき本を購入してしまったことに罪悪感を感じているが、入試や将来のためという責任感から解放されて、単純に因数分解をしたり、微分したりしながら、名前のついた定理などに歴史と共に触れられることに思いがけない喜びを見出だしている。
    また、巻末の数表に平方根のみならず対数表や順列、組み合わせの数まで載っており、これまた目から鱗だった。
    いかに狭い範囲でしか見ていなかったのかがよくわかった。

    もしかしたら数学に苦手意識がある人ほど、この事典を手に取ったときの有用性は高いかもしれない。

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著者プロフィール

横浜国立大名誉教授 理博

「2022年 『曲面上の関数論 POD版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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