日本は、サッカーの国になれたか。電通の格闘。

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784021009037

感想・レビュー・書評

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  • さすがの電通パワーと言いたいところだが、その逆も言える。

  • 電通の力添えがあったからこそ今の日本サッカーがあるのです。

  • サッカービジネスを確立した電通の話。
    どのように日本でサッカー人気が広がったのかについて書かれている。

    グローバルで躍動的な著者の活動に脱帽しました。

  • 端的にいうと電通すごいでしょって一冊。

    すごいのは分かった(わかってるよって感じ)けど、タイトルにある「サッカーの国」ってことの答えや「格闘」って部分にしては浅い気がする。

    簡単に読める一冊であるけど…

  • グラウンド上の選手たちが表舞台のプレイヤーならば、W杯、トヨタカップ、高校サッカー等に代表されるビッグイベントのコンテンツビジネス等を手がける電通は、バックヤードのプレイヤー的存在と言えよう。
    今日までの我が国におけるサッカーの発展に、電通の寄与が不可欠であったことが疑いない事実であることを、本書で改めて再確認。「Know How」ではなく「Know Who」を重要視している筆者が、グローバルなマーケットで広い人脈を構築してきたことが容易に想像できる登場人物の多さは圧巻。

    が、本書は電通社員であった筆者によるビジネスライク(情熱はあるのだが)な話に傾倒しているため、「"サッカーの国"になれたか」という題名にはやや図々しさを感じてしまうことも事実。
    コンテンツビジネスの工夫次第で注目度を引き上げることは可能だし、注目度向上に比例して文化発展に繋がる図式(近年のAKB48等に代表されるアイドルブームも然り)があることは勿論なのだが、どうも"一にビジネスありき"の考えがやや透いて見えた部分は残念に思う。

    「"サッカーの国"とは何ぞや」をどう定義するかにもよる問題ではあるのだが、この論では"サッカービジネスが潤う国"に留まってしまう。
    "サッカー文化定着の国"という観点で見るならば、やはりJFA視点なども欲しいところ。

  • 中身はそんなに悪くないけど、ページのつくりが読みづらい。

  •  「サッカーの国」といえばどの国を思い出すだろう。ブラジル、アルゼンチン、イギリス、イタリア…そんな国の名前が思い浮かぶだろう。それらの国と比べて、日本はどうだろう。日本はサッカーの国と言えるだろうか。
     近年は日本人で南米や欧州で活躍する選手が増えており、同時に評価も高まっているようだ。かつてはサッカー後進国であった日本が、「サッカーの国」になれたかはともかく、ここまできたのは相当な成長だと言えるだろう。この成長の影にはどんな人々の努力があったのか。

     この本では広告会社・電通でサッカービジネスに携わってきた著者が、自身の仕事を振り返りつつ日本サッカーの歩みを記していく。そう、日本サッカーの歴史は電通とともに刻まれたという事実を本書は解き明かしていくのだ。発売元は朝日新聞出版だが、発行は電通が行っている。
     電通が発行して電通の業績について書かれている本なのだから、もちろんその中身は功績の部分しか触れられていない。まあ当然だろう。
     実際、世界の錚々たる面子を相手に渡り合って巨大イベントを次々と成功に導いていった過程は想像を絶する過酷さだったに違いない。もちろんその中でもっとも注目率が高く、日本サッカーにとって大きな転機ともなったのは2002年の日韓ワールドカップ開催だ。この一大イベントについては多くのページが割かれている。
     そう、今の日本サッカーの隆盛があるのは電通の力があってこそだ。それは間違いない。今や野球を凌ぐ人気を獲得し、実力も世界レベルに上がってきている。
     だが、サッカーファンの間では日本のサッカー界は電通に牛耳られている、というような評判を耳にすることがある。一体、電通とはどんな会社なのだろう。

     最近、広告会社の影響力というのがにわかに注目を集めている。それは総じてインターネット等の発達によりテレビ・ラジオ・新聞・雑誌といった既存の大手メディアの力に変化が出てきたためだろう。既存メディアの力の衰退とともにそれまでマスコミの中でもアンタッチャブルな領域であった広告会社の仕事に注目が集まってきたのではないか。
     本書では電通でサッカービジネスに携わった人がその内容を詳細に語っているので、巨大広告会社・電通の内部を少しだけ垣間見れるのは非常に興味深いと言える。 しかし前述したようにこの本では、当事者が書いているのだから仕方がないが功績という一方の側面しか知る事はできない。

     ここで驚くべき事なのだが、今年になって電通の内部を暴く本が次々と出版されているのである。『洗脳広告代理店 電通』(苫米地英人/サイゾー)、『電通と原発報道』(本間龍/亜紀書房)である。
     刺激的なタイトルの『洗脳広告代理店』は、脳機能学者の苫米地英人氏が電通がいかにマスコミの支配者として世論の操作に大きく関わってきたかという主張を書き出している。ちょっと極端すぎる部分や誇張しすぎなんじゃという部分もあるが、ここまで面と向かって電通を批判する本が出た事には驚いた。
     『原発報道』は、東日本大震災後の東電をめぐる報道を例に、広告会社が一体何をしているが書かれている。面白いのは著者が博報堂出身で、微妙に電通に対するライバル心が見え隠れするところ。またそれ故に基本的に電通に特化した内容ではなく広告会社一般の仕事について書かれている。批判的な書き方ではなく、ただ広告会社はこういう仕事をしているんだよと言う事を淡々と述べているのだ。一貫して「広告会社」の呼称を使わず「広告代理店」の呼び方に固執しているのは著者の姿勢が一番明確に表れている部分だろう。

     個人的には、僕は以前広告に関わる仕事をしていたので、広告会社の人たちの奮闘ぶりの一端はわかるつもりだ。彼らがメディアを支配しようとか、メディアを通じて大衆を洗脳しようとか目論んでいるとはあまり思えない。彼らはがむしゃらにクライアントの意向と目的のために持てる力を出し切っているだけなのだ。それが結果的に外から見るといわゆる「メディア支配」のようになってしまうのではないか。

     この本で著者はサッカーはメディアなのだ、と書いている。そう、イレブンの闘う姿を通じて、世界中にメッセージを発信する事のできるメディアなのだと。繰り返すが、当事者が自分の業績を書いた本なのだからキレイ事や主観的な部分もあるだろう。書きたくなくて意図的に書かれなかった部分もあるのではないか。
     それでも著者が全力でサッカーのために取り組んで、世界と格闘してきた事は間違いないだろう。サッカーを「感動産業」と位置づけ、アジアでもトップのレベルまで実力を引き上げた事、世界でも引けを取らない評価を得るにいたった事。その功績と、「メディアの支配者」としての側面。両方の姿を頭に入れて我々はこの会社の業績を評価する必要があるだろう。

  • サッカーにまったく興味がないので、
    その盛り上がりのカラクリが知りたくて読んだ本です。
    ビジネスの側からサッカーを支えた人々の物語。
    サッカー好きの人はもちろんですが、
    僕みたいなサッカー無関心者や、
    薄い知識と軽い気分でサッカーファンをやってる人たちに、
    ぜひ読んでもらいたい本です。

  • 電通が日本にサッカー文化を定着させようと格闘して歴史について、当事者の話だからリアルに感じられる。歴史資料的な本ですかね。ワールドカップのくだりが一番興奮する。

  • 日本サッカーを、ビジネスとして支えた、電通の方の回顧録。

    スポーツをビジネスにする事に功罪それぞれ言われていますが、ある程度の仕掛けとお金がないと、盛り上げるのは難しいかと感じた。

    マラソンブームのつぎは、自転車ブームの更なる浸透を

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