幻想綺帖 一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 158
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022131430

感想・レビュー・書評

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  • 絵は山岸涼子風
    同じお題(原作)で山岸涼子に描いてもらいたい

  • 名作と言われる怪談系短編をコミカライズした短編集。セレクションも良いし、うっとり。

  • この方の絵は綺麗で静かだなあ。
    いい話からブラックなのまで楽しめました。
    「藤の森のおじい」が好きだな。

  • 原作がある短編を集めたもの。細部まで覚えている山月記は、好きなフレーズが含まれていないのは残念だけど、ニュアンスとして満足なので、他の作品も、原作のニュアンスを出しているのだろうと思う。開いた窓も、マンガは短くできるものだな。芥川がマンガの旦那ラストがかわいらしい。

  • 有名な原作を漫画化した物。

  • ブラヴォー。
    山月記が特に好きです。泉鏡花の作品に関しては、作品自体が別冊のもののほうが好き。学生のみなさんにお勧めしたい美しさです。本当は波津先生には細雪描いてほしいです。

  • これぞ“タイトルに偽りなし!”ってものでしょう! 『幻想綺帖』――この一冊にこれほど相応しいタイトルなんて、ほかに無い。この作品は、古今東西の幻想的な物語を作者が漫画化したものを数編集めた作品集なので、波津彬子オリジナルストーリーでは無いです。でも、どの物語も波津彬子カラーが強くて、この作者のオリジナルストーリーにも思えてしまう。それくらい、どの物語も作者の絵と相性バツグンで、違和感なく読めました。やはり幻想的な物語を描かせたら、この作者の右に出るものはいないですね。波津彬子ファンでなくても、ちょっと不思議なな物語が好きな人には、読んで損は無い一冊ではないかなと。それに加えて、装丁がものすごく素敵! なので、まさに“宝物”になりそげな一冊でもあります。オススメ★

  • コミックスの帯の「妖しくも儚く美しい世界」がとても似合う物語を、波津先生が漫画化された短編集です。

    原作は、
    中島敦 「山月記」
    泉鏡花 「雪訪い」「化鳥」
    芥川龍之介 「夜半の膳」
    モンゴメリ 「嵐の夜に」

    等々
    他に原作者はないですが、「中国奇談」というタイトルで中国の昔の怪奇談が掲載されています。

    どれも未読の話でしたので、コミックスでまとめて読めて良かったです。が、怪奇談ならではの独特の後味の怖さが、あとからジワジワきそうで…コワイです。

    「山月記」と「中国奇談」:波津先生の古代中国の漫画が読めるとは…!感無量です。
    「夜半の膳」:原作を読んでないのですが、凄く納得のいかない不可解なストーリーですね。そこが逆にもの凄く面白味になってる短編でした。原作の方もちゃんと読んでみたい話です。

  • ~2巻まで既読。

    「山月記」など有名な作品を初め、様々な話が波津彬子先生によって漫画化されています。
    ぞっとするような話から、思わずふっと笑ってしまうお話、心温まるお話まで…色々なお話があります。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

波津彬子の作品

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