ななめの音楽 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

  • 朝日新聞出版 (2011年7月7日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ) / ISBN・EAN: 9784022131669

みんなの感想まとめ

羽に憧れる少女の物語は、美しさと静謐さが交錯する独特の世界観を持っています。古びた映画館の地下で上映される夢のような映像は、登場人物たちのささやき声と共に、読者を幻想的な旅へと誘います。航空機という「...

感想・レビュー・書評

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  • ななめの音楽1

    「TUKIKAGEカフェ」が面白かったので読んでみました。
    絵はシックで古き良き時代のヨーロッパを思わせる雰囲気がありますし、航空機も緻密に描かれています。
    ただ、ストーリーがほとんど無い。そのため、物語としての展開がどうしてそうなるか不明。
    そういったところも含めて気まぐれな女の子の心象風景といった感じでしょうか・・・
    そして、最後まで”ななめの音楽”が何を意味するのかがわからなかった、感受性の低い?竹蔵なのでした。

    竹蔵

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  • 羽に憧れる少女。
    美しい物語だった、としか言えない。町の外れにある古びた映画館。地下へと続く階段を下っていく。照明が落とされ、横長のスクリーンが正面に現れる。ただ一人の観客のために上映されるのは、深い眠りに落ちる直前のいつか誰かが見た夢だろう。
    私は登場人物たちのささやくような声を頭の中で反響させながらページを繰った。

    『幽霊なんていませんよ。ドイツは機械の国ですから。』

    航空機という「動」のモチーフを扱っていながら、規則的な形の吹き出しと集中線や描き文字の一切ない画面構成が静謐さを保つ。詩的な台詞は一つ残らず覚えてしまいたい。
    《2014.01.08》

  • 川原さんだからと禄に評判も調べず古本屋を探し回りました。ようやく手にして読み始めたのですが、雑誌掲載時はカラーだったのでしょうね。主線があるのに全体がぼやけているように感じられました。
    内容ですが、雰囲気で読め!とでもいうのか「ななめの音楽を聴く」という以外に明かされるものが少なく、かろうじてついて行けてる印象。

    この作品は川原さんが思い描き、既存の漫画にはない連載の形をした実験作なのではないかと勘ぐりたくなるような異作。
    1ページが四コマしかなく、すべてのページがずっとコマ割り変更ないため単調です。アングルも似たようなものばかりです。
    コマの周りが黒ぬりなので読みやすいですが、それにコレと言った意味もない。
    うーん、購入を後悔するほどの作品ではありませんが面白いよと勧められるかというと難しいですね。

  • この本は、ザ・フィーリングで読む漫画かな。普段はこういう漫画あまり得意じゃないんだけど、全編カラー(残念ながら、コミックスの方は白黒)で美しい絵柄、美しい少女(百合風味)、それにそぐわぬ戦闘機との異色なマッチングがよく、2巻辺りから世界観にのめり込んでいけました。
    読み手に親切に説明してくれる漫画ではないけれど、主人公の伊咲ちゃんの幻想的な乙女の想像力が、読み手の想像力をも膨らませてくれる。まさに、“眠れぬ夜の奇妙なコミックス”と言えるだろう。

  •  初めて読んだのは「前略・ミルクハウス」で、ザ・少女マンガだったわけなのだけれども、いつからこんな感じの話を書くようになったんだろうか、プランツドールあたりからかな? 独特のリズムがあり読んでいて心地いいがこの話がどこにいくのかさっぱり予想できない。

  • コマ割が全て単調で返って読みにくいのが難点。

  • 少女+飛行機+近未来(パラレル?)
    女の子たちが美しいし、「本」としても、とても美しい。
    飛行機も格好いい!
    独特のコマ割が、なんだか抑制された雰囲気を出していて、映画っぽい。
    1巻は、夢見る女の子こゆるが、憧れの光子先輩を追いかけてドイツに向かうお話。

  • 「観用少女」の次の作品になるのかな。川原 由美子の新作です。
    そして、未だかつてわたしの見たことのない川原 由美子作品で、ビックリしました。

    たしか、SFっぽい作品もあった気はするけど、こんな作品をかく(かける)とは、思ってなかったです。
    とっぴもない設定があっても、わりと現実の人、日常的な描写が中心の人だと思っていましたが、ものすごく幻想的な不思議なお話です。
    しかも、そこにハードな異世界の航空史みたいなのが入ってきています。

    バックには、現実のきびしさみたいなものも見え隠れしていますが、そのあたりも、今まで、あんまり扱わなかったところです。

    これは、期待大です。

    ……えっ、リメイクですか?まったく知らんかった。
    ……えっ、2巻で完結?

    では、来年も、素敵な本と素敵なゲームに出会えますように。

    よいお年を。

  • コマ割りが独特で映画を見ているような気分になりました。近未来SFのようなスチームパンクのような世界観だけど、それ以上にどこかファンタジーのような、妖精や幽霊がどこかに存在する世界のような雰囲気があって良いな。主人公の感性や光子先輩の持つ雰囲気のせいもあるのかも。幻想に迷い込みそうで迷い込まないぎりぎりのバランス感覚、すごい好みです。続きも読む!

  • 久しぶりの新刊は映画のようなコマ送り。
    独特の世界観は健在。

    子供のころから大好きな川原由美子。
    いまもマンガを描いてるということがとにかく嬉しい。

    ななめの…という表現、
    歌舞伎がかぶきもの、かたぶき者というのと同じ感じがする☆

  • 絵が変わっていた(アナログ/デジタルでこんな違うのか!と)ことに衝撃を受けつつも読み始めたら雰囲気に呑まれてしまう。女の子が可愛いなあうつくしいなあ。

  • 出だしで戸惑う点もあったのだが、後段に入るとだんだんと作品世界に引き込まれる感じになってくる。
    面白いのは、コマ割りで、日本の「ストーリーマンガ」の常識である自由なコマ割りをせずに、固定サイズの、それも大画面の映画をイメージさせるような、横長のコマを1ページ4コマで淡々と進めて行く。その狙いはどこにあるのか分からないが、読んでいて、これが映画になったときの様子を想像してしまった。そういう意味では、絵コンテのように読んだ、と言える。芝居の台本が「戯曲」という出版物になり得るように、映画の絵コンテだって出版物になっても構わないと思うのだが、映画をイメージして、ストーリーマンガというものを始めたのが手塚治虫であって、彼が、そのために自由闊達なコマ割を取り入れたのだとするなら、このマンガの手法は、その逆。いずれにしても、一コマ一コマを美麗なイラストとして仕上げていくだけの丁寧な作業があってのことだけれど。

  • 夜明け前の空のような表紙に目を奪われ購入。
    観用少女の人だったんですね。(実は観用少女、未読)
    絵画のようなコマ割りに美しい近未来の風景と少女たちが
    たおやかに流れていて、とても美しいです。

    ふわふわした主人公こゆるの、周りは憧れの光子先輩をはじめ優雅な人達ばかりで会話も話の運びも穏やかですが、こゆるがニコニコきょろきょろしている内にびっくりするほどスムーズに将来火星の制空権を得る為の飛行機レースに出場の段。

    幻想的な風景、空のレースのわくわく、少女の可愛らしさで胸いっぱいです。

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