赤色エレジー (シリーズ昭和の名作マンガ)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022140111

感想・レビュー・書評

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  • 本作があってあがた森魚のあの曲が生まれた、というと感慨深いもので、やはり絵と音楽の一致というところもいい具合いだなと思わされますが、もちろん絵単体としても、音楽抜きで読んでいく方が多面的に刺激されるものがあります。短編の方ですけど、後ろ向きの女が何もかかれてない吹き出しで終わるとかなんだこりゃですが、その奥に世のことも知らぬ子ども、前面には遊郭な雰囲気、というとやはり想像の域は広がっていきます。

  • 間の取り方、雰囲気がかっこ良かった。内容は、他人事と思えないくらい共感した。

  • 赤色エレジー本編のほか、「画ニメ」と題して映像化された同作の絵コンテ、ほか幾つかの初期短編を収録。
    ガロ系だけでなく70年代のマンガについてはほとんど知らない。絵は水木しげる・つげ義春・さらに赤瀬川原平?に似た感じ、しかしコマ間でのわかりやすい繋がりのなさよ!いちおう話は繋がっているが、絵は奔放にイメージを描いているというか。鈴木清順も思い出した。
    アニメーターとして働きながら貧困のため漫画家を目指す男と、同棲中の女の話。『同棲時代』ってマンガもあるな。身を切るような切なさ、遣る瀬無さが、時代を生きた人にはさらに痛切なんだろうな。
    でも今でも、翔んだマンガとして面白い。すごく。

  • レビューを見ていて『このままじゃないはずだ』というエネルギーを感じたというものがあって僕が言葉にできなかったものが言葉に表されて、それが僕にフィットしてうれしい。
    『いまさらだれをうらみましょう好きも嫌いも自分できめた』
    自責にかられ、このままじゃないはずだというエネルギーを漫画にぶつけるも先は見えず、『今』からの脱皮を目指すが『今』の自分に抱きついてくる幸子がいる。弱いもの同士がくっついても二人分で強くならない。
    主人公の気持ちはコロコロと一見わかりにくいけど、案ずるより産むが易し、自分の心がどうなるかだってやってみないと変わってみないと変えてみないとわからないくらい不確かだ。

    君が死んだら....
    愛する人がいなくなってしまうのでなく、一人になってしまう。というエゴ。
    この漫画の時代、SNSなんてない、緩慢な他人との触れ合い、触れないから見れ合いもないをこの孤独の重みがちがうなぁと現代っ子のぼくは思った。

    主人公は20歳で悩む悩む、大人にはなりきれていないけれど大人で、今からしたら大人がはやい。
    徐々に徐々に大人は遅い

    この漫画は行間ならぬコマ間を読む、コマの中から読むというのを感じる漫画だった。

  • 女と夢と社会。

  • 絵コンテまで入れる必要はあったのかしら...

  • すげえライティング

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