火の鳥 2 未来編 (朝日コミックス)

  • 朝日新聞出版 (2009年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (286ページ) / ISBN・EAN: 9784022140234

感想・レビュー・書評

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  • 「生命を正しく使う」とは…永遠のテーマだな…。

  • 相変わらず名作
    昔読んだけど、すっかり忘れて新鮮
    ロビタの名場面はこの巻だと思ってたけど違った
    みたい

  • かなり昔にかかれた話なのが信じられない

  • お母さんに勧められて読みましたが、とても面白いです!

  • 2日続けて手塚治虫(笑)。

    ●●●億年単位にまたがる物語は、もはや「スケールの大きな」とかいう範疇を越えてるよね!

    火の鳥の生命に宿って辿った、幾つもの人類の歴史の中のひとつが“黎明編”に還ってくる……。
    当時(1960年代)の少年少女にしてみたら、驚異的に斬新な設定だったことだろう。いや、いまでも驚きではあるけれど!

    ただ、いかんせんちょっとやり過ぎ感も・・・終盤はやや宗教がかってきて、やや難解だったかと。

    ★3つ、7ポイント半。
    2016.10.13.借。

    ※昭和に描かれた“超未来都市”の描写のステレオタイプさからは、さすがに人間の想像力の限界を感じた。

  • 手塚治虫氏の頭の中の世界の広がり方って本当にすごい!って思いました

  • 1967年-68年COM連載。
    手塚マンガの変化への過渡期。
    こんなにスケールの大きな話なのにやっぱりくどさがない。
    スラスラ読んでしまって引っかかるページがない。

    追記:復活編を読んでから見ると記号に過ぎなかったロビタに感情が宿るという不思議。

  • 死ぬのが恐いと思ったことはないですか?
    私は小学校5・6年の頃、自分もいつか必ず死ぬことを自覚し、恐くて夜中布団の中で泣いたりしました。
    そんな時に『火の鳥(未来編)』を読み、死ぬこと自体が恐ろしいのではなく、孤独になることが恐ろしいのだということを知りました。
    死への恐怖がなくなったわけではないけれど、不思議と漠然とした不安感はなくなっていました。
    そんな意味で私の人生に少なからず影響を与えてくれた1冊です。

  • 火の鳥は願う、人類が正しい生命の使い方をすることを、今回こそはと。

  • マサトの孤独さに涙だな...

  • 『火の鳥 未来編』
    ■背景……執筆時期;1968年/時代設定;西暦3404年から約30億年後まで/舞台;素粒子の内部にいたる極小宇宙から、複数の宇宙を含む極大宇宙にまで。
    ■梗概……世界を統べる人工頭脳が発狂、超水爆による核戦争を引き起こす。結果、マサトら数名を残して全生物が滅亡する。しかしその後、火の鳥より永遠の命を授かったマサトだけは、地表に次の人類が出現するのを見届けるまで悠久の時間をただただ待ち続けることになる。
    ■死……核戦争により地球上全ての生命が死滅(ロックも猿田博士も)。ムーピーのタマエでさえやがて老衰で死ぬ。しかしマサトひとりだけは永遠に死ねない。
    ■見どころ……未来都市のデザインが非常に素晴らしい。レーダー犬も、人工頭脳も、人造子宮管も(手塚治虫記念館にある人造子宮管は造形がこれと違っていて全然よくない)。/ロックが恋人と別れるシーン。セリフが省略されていて、簡潔かつドラマチック。/マサトが火の鳥に連れられて素粒子の内部から宇宙の外にまで旅する。……唖然。/シリーズで今後重要な役割を演じることになる秀逸なキャラクター、ムーピーとロビタが登場する。/マサトが、人口冬眠している誰かを五千年間待ち続ける一連のシーン。読者の視線はちょっと下から、まるで客席から舞台を見ているように描かれる。/長生きしすぎて形さえ失ってしまったマサトが30億年の時を超えついにタマエとついに再会、そしてひとつになる。
    ■その他……本書では生命の起源はコアセルベートによるものとなっている。/究極のダッチワイフみたいなムーピーの名前を”タマエ”とするあたり、変にエロい。/シリーズの中で本作の火の鳥が最も主体的。ガンガン主張してくる。
    ■総評……1968年という時代に、ひとりマンガで凄いことをやっている。本書は異常天才・手塚治虫を証明するに足るその最高傑作のひとつである(注;最高傑作はいっぱいある)。

  • 人間が考えるのをやめて電子頭脳に頼った結果、滅びる未来の物語。
    タマミが可愛い。人間とムーピーの恋愛が素敵でした。最後に宇宙生命になり一緒に結ばれるのも、壮大でロマンチックだと思いました。
    黎明編に続き、愛を求める猿田彦がでてきた。

  • 完全にネタバレ、読み終わって1週間たった記憶を呼び覚まして記載している。

    時は2050年?未来の地球を描いている。
    この時代の地球は今とは全く異なり、地上は暮らせないほど荒廃しているため、人間は主に地下に街を作り生活していた。
    地下の街は、それぞれは地下で繋がっていない5つの地区に分かれていた。
    そのうちの一つがヤマト。主人公の属する地区。
    人工知能のようなものが全ての判断を司っており、政治的なことからパートナーに関する私的なことまで、全てこの人工知能による解が絶対とされていた。
    その人工知能は各地区に1つあり、いわば各国の総理大臣のような形で地区同士の交渉なんかもしていた。

    話は変わって、主人公はある女を愛していた。しかしその女は、他の星から来た化けた無形生物だった。この地区ではその無形生物が人工知能により悪とされ、全て抹殺されていた。主人公の所有しているものが最後の1匹だった。それが幹部にばれ、狙われることになる。

    狙われた主人公は、地上へ出て別の地区への逃亡を試みる。しかしながら地上は荒廃した地で、長くは身一つでいられない。
    そんなときに、火の鳥と遭遇する。
    火の鳥に誘われ、地上にあるドームにたどり着く・・・

    そこには地球を誰よりも愛し生命を守ろうとする博士がおり、絶滅した生物を蘇らせようと幾多の実験をしていた。

    地下では主人公の取り扱いを火種として、ヤマトと別の地区の人工知能同士が口論となり、最終的に戦争で解決することになる。
    その戦争というは、核爆発を利用するものであった。
    核爆発が放たれたとき、ヤマトと対立した地区の2地区のみならず、地球上にあった5地区すべてで爆発がおきた。
    つまりこれは、主人公など地上にいるもの以外の生命のほとんどが絶滅したということだった。

    やがて地上にも放射能が漏れ、主人公たちも外に出られない状態となる。実は主人公を追っていた幹部の1人は、戦争をきき地上に逃げついていた。だがこんな状況下で、果たして生きる意味があるだろうか。彼は女を連れて宇宙空間に逃げようと考えたが、うまくいかない。

    博士も火の鳥に会い、そこで主人公と無形生物の女が博士を助けるということを伝えられる。

    無形生物の女は自分の命を持って、主人公に永遠の命を授けることにする。
    ふとした瞬間に、主人公は永遠の命をうける。

    主人公は、愛する女も友人も家族もいない地球上で生きつづけることに絶望するが、生を授かった限りはどうしようもない。人間の形である間は人工生命づくりに励むがうまくいかない。何千年という期間を1人ですごすなかで、もはや人間の形ではない、地球の中に取り込まれた「存在」となっていく。
    ナメクジが社会を築いたときもあったが、人間と同じように進化しすぎたために滅びていった。そんなことを何度も繰り返し、最終的に緑が生い茂り、自然溢れる地球が形成されていく。30億年経ち、また人間のような生き物が地球に立っている。

    最後、宇宙生命となった主人公は、火の鳥に吸収される。

    火の鳥は何度も繰り返し生物の進化から衰退までを見てきた。
    火の鳥がただ願うのは、地球に生きるものがこれ以上同じ過ちを繰り返さないでほしいということだけだった。

    今度こそ信じたい、今度こそどこかで間違いに気付いて、生命を正しく使ってくれるようになるだろうと・・

  • 面白い、流石です

  • 壮大だった!
    すごい!

    この先の巻はどういう物語になるんだろう?

  • 命の輪廻。寄せては返す波のように全ては繰り返されるのだ

  •  遠い未来、人類が核戦争で滅亡する物語。
     どうせ滅亡するのは最後だろうと思っていたら、早々に滅亡してしまって、後は人類滅亡後の描写が延々と続きます。
     人類のエピローグのような物語だと思っていたら、プロローグに戻ってしまうという。
     10冊以上に及ぶ長編マンガの2冊目でこんな驚きの構成をネタバラシしてしまう手塚治虫とは偉大な作家です。
    『火の鳥』の他の物語は「黎明編」と「未来編」の間の物語となるんですよね。
     もう既に結末が描かれてしまった物語、一体どのように進展してどのように結末に進んでいくのでしょうか。
      
     ところで、山之辺マサトは地下都市・ヤマトを脱出して地上を歩いて「レングード」に向かうという設定になっています。
     しかし地図を見ると、「レングード」より明らかに「ピンキング」の方が近い。
    というか、レングードに行く途中にピンキングがあるではないですか。
     一体、何で遠いレングードを目指したのでしょうか。
     それに何より、いくら海が干上がっているとはいっても、徒歩で北京やレニングラードに行くのはいくら何でも無理ではないでしょうか。
      
     ところで『火の鳥』では、猿田彦の子孫が共通して登場することになっているようです。
    『火の鳥』は元来、クマソの国の火山付近に住んでいる鳥。
     クマソにルーツを持ち火の鳥の巣近くで長年暮らしたヒナクの子孫ではなく、クマソを侵略した邪馬台国の将軍・猿田彦の子孫が火の鳥と腐れ縁で結ばれたというのも面白い。
     そしてもう既に指摘されていることかと思われますが、山之辺マサトはヒナクやその子・タケルの子孫ではないでしょうか。
     山之辺マサトは火の鳥や猿田博士と深い縁があるからこそ、あのような壮絶な体験をする人間として選ばれたのではないでしょうか。
    (崖を登るのと通気孔を登るシーンがデジャヴュです)
     しかし、人間の子孫が続いていくというのは難しいものです。
     私は中学3年の時に鬱病を発症してその後まともな人間関係を築けなくなり、とうとうお家断絶に追い込まれてしまいました。
     人間の生命は今後も続いていくようですが、私の遺伝子は残らないのです。こんな悲しいことはない。
       https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/03/06/210043

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。

    岩井俊雄さんの人生を変えた一冊。

    「中学1年生くらいの時にこれ復刻されたんですけど、マンガ自体をあんまり読んだことがなかったんですが、もう大ショックをうけて。本というものの描ける世界というか、ものすごいものなんだなと感じまして。今僕が絵本を描く仕事をしているのも、この本との出会いが大きかったんじゃないかなという気がします。」(岩井俊雄さん)



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe

  • 生命は素粒子。未来は巡り、過去へと返る。

  • 最後の最後まで生き残ろうとするロックが一人で爆笑するシーンがむなしくて、心を掴まれる。
    ロックが悪役でありながら、ちゃんとストーリーを進めるためのキャラクターとして機能していて、世界観を支えている数少ない作品。

    余談だが、間久部緑郎(ロック)が主人公になる予定だった、火の鳥大地編が未執筆に終わったのが、ロックファンとしては非常に残念でならない。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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