火の鳥11

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 122
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022140326

感想・レビュー・書評

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  • 産土信仰と異教(仏教)信仰との戦いを描いた超大作。神(いわゆる妖怪)と仏(四天王)自身と、それぞれの信仰者達が戦う様子は圧巻。
    また同時に未来での光と影信仰を巡る戦いも描かれているが、過去も未来も、勝者が信仰を政治利用し、罪は巡るだけという虚しい結果だけが残る。
    狼の少年は新しい世界へ進めたのだろうか…。

    ここで手塚先生は亡くなられており、この『火の鳥』シリーズは完結。生きておられれば続きがあっただろうし、火の鳥に終わりはないのだろうなぁ。

  • 大傑作!
    仏教を政治の武器に統一をはかる朝廷(大海人皇子ら)を説得をする狼男。さながら妖怪戦争のよう。9巻異形編の八百比久尼が治した妖怪たちはこれか!光信仰で影(シャドウ)が虐げられる未来の物語も同時進行。
    火の鳥は、登場人物が高い壁によじ登るシーンが多くあるが、意図したものかはたまた作者のくせか…。

  • 火の鳥、読破。それぞれの物語の完成度がすごい!

  • 僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。

    日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。

    1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。

  • おばばが好き。

  • 太陽編(下)
    2冊に渡る大作でした。太陽編はアクション色が強い、少年漫画らしい話でした。輪廻転生し最後に結ばれる2人が良かった。宗教は正しいもの同士だから争いに終わりがない。悪いのは宗教と権力が結びついたとき。

  • ようやく読み終える。繰り返しながら歴史は続く。その先は。火の鳥のみぞ知る?

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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