マンガの方法論1 おれ流 (コミック)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022140524

作品紹介・あらすじ

伝説的名作「翔んだカップル」に始まり、今も「大市民」「特命係長只野仁」とヒットを飛ばし続ける柳沢きみお!その柳沢きみおが創作の秘密から、人生哲学までを語り尽くすマンガ創作論。

感想・レビュー・書評

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  • 『翔んだカップル』から『只野仁』まで、ヒット作を連発し、世界一の執筆量を誇る漫画家の柳沢きみお先生の貯金はわずか数百万円。自宅も仕事場も貸家なのだそうな。まさに『大市民』そのままの人生ですごい。
    柳沢きみお先生は千葉の山奥に三千坪の山林を買い、そこにクラシックカーや美術工芸品のコレクションを集めた「王国」を作ろうとしたがバブル崩壊で頓挫。その後は借金の返済に追われることになったそうな。
    こういった体験が『DINO』などの作品に生かされているのだろうから、まさに一見無駄な遊びを芸の肥やしにしたいい例なのだろう。しかし、もしバブルが続いていたらどんな「王国」が完成していたのか、ちょっと見てみたい。

  • 凄い好きな作家さん。僅かながら70歳になる巨匠の話に納得‼️

  •  柳沢きみおの自作漫画解説+漫画論+自伝的人生論エッセイ。
     筆者のマンガでは『THE 大市民』が好きなんですが、本書からも筆者のこだわりが色々あらわれています。

     ギャグ漫画出身でエッセイ漫画へ、という所で、何となく小林よしのりと少しダブって見えました。
     二人が違うとすれば、小林よしのりが天下国家と大きいテーマに向かったのに対し、筆者は自分の美意識に留まっているところ…かな?と。

     数カ所、誤字があったのが気になりました。

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著者プロフィール

[やなぎさわ・きみお] ★漫画家。1969年、『デワタン一座』にて週刊少年サンデーでデビュー。以後の代表作・ヒット作は極めて多数。1979年には『翔んだカップル』にて第3回講談社漫画賞の少年部門を受賞した。ライフワークである『大市民』シリーズは熱狂的なファンも多い。2010年には週刊新潮にて初の文筆連載、『なんだかなァ人生』を開始し、その後も漫画・原作・文筆と精力的に活動している。

「2015年 『ネメシス #25』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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