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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784022142184
作品紹介・あらすじ
【芸術生活/コミック劇画】今年、20周年を迎えた朝日新聞社主催の「手塚治虫文化賞」を記念して制作する特別単行本。700タイトル、2500エピソードという膨大な量の手塚作品の中から、手塚治虫文化賞作家らがこれぞ傑作!という短編を集める。
感想・レビュー・書評
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25.7 x 18.2 というB5サイズなので、字も大きくとても読み易かった。
萩尾望都さんと今日マチ子さんが選んだ2作品は読んだことがあったが、
8作品のどれもが人間社会に対する批判に満ちていて、訴えかけてくるものがあった。
手塚治虫さんが描く戦争マンガは悲惨で、登場人物の多くが絶望的な運命に陥ってしまう。
今のロシアよりもっと酷い戦争を日本が行っていたのは、わずか80年程前のことだ。
マンガでは終戦(敗戦)間近の日本が、アメリカ軍の猛攻撃に合う場面が多く描かれるが、
それだけのことを日本は他国に対して行ってきたから猛反撃をくらったにすぎない。
戦争マンガは、領土拡大を狙って戦争に突き進んだ日本を風刺しているのだが、
宇宙人やお化けや獣たちなどは、愚かな人間どもを懲らしめる役回りで登場する。
人間は宇宙の中ではちっぽけな生き物に過ぎないが、ほっておくと見境なく悪事を働くしょうもない奴だ。
手塚漫画を読むと、欲望に流されるがままの弱い人間が支配する社会では、性善説を信じていては生きていけないことがわかる。
手塚治虫文化賞は、朝日新聞社が主催する漫画賞なので、数ある漫画賞の一つにすぎない。
選考者はマンガをよく読む人から選んでいるそうだ。
第1回の受賞者でもある萩尾望都さんは、第7回~第12回まで選考委員にもなっていた。
マンガをよく読む人といえば、三浦しをんさんだが、第13回~第15回に選考委員をしていた。
この間に、よしながふみ『大奥』が選ばれていたので、しをんさん推しかなと思ってしまった。
『大奥』は2021年に日本SF大賞も受賞しているが、15年も前の2006年に萩尾望都さんの『バルバラ異界』が日本SF大賞を受賞していた。
漫画作品からSF大賞に選ばれるのは凄いなと思う。
2006年の手塚治虫文化賞マンガ大賞は何か調べてみたら、吾妻ひでお『失踪日記』でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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