ミスター味っ子 幕末編 1 (朝日コミックス)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022142191

感想・レビュー・書評

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  • 味吉 陽一、ミスター味っ子。
    今度は、幕末で、伝説の偉人達と共に、料理で勝負。

    素晴らしい料理は、歴史までも変えてしまうのか?

    最後の特別読切編「水戸光圀」も、良いですね。


  • トンカツ。

  • 感想云々の前に、寺沢先生に対して文句を一つ
    150p、小西さんが陽一に猟銃の矢先を向けてるが、これはアウトだろ
    いくら、漫画内のコミカルな表現でも、やっていい事とやっちゃならん事があるぞ
    狩猟免許や猟銃所持の許可保有者から、このシーンに対してクレームが来なかったのかね?
    まあ、この『ミスター味っ子 幕末編』にムッと来たのは、そこだけ。星を一つにしてやろうか、と思ったくらいだが、それは漫画読みとして大人げないので止めておく
    実際、ミスター味っ子こと味吉陽一が、動乱激しき幕末期にタイムスリップしちゃうって設定は、「まさか!?」で面白かった。しかも、タイムスリップの原因が、あの勝海舟の食欲って、ぶっ飛んでるなぁ
    書店で見た際、講談社でなく、朝日新聞出版社から出ているのを「?」と思ったが、どうやら、この漫画は3の倍数の月に刊行されている『真田太平記』で掲載されているようだ
    歴史系の青年誌で連載しているだけあって、その方面の設定も疎かにされていない
    幕末の英雄、勝海舟や坂本龍馬、福沢諭吉など、ビッグネームが登場しているのだが、個性がまた強烈。私は、この時代を含め、日本史が好きだが、キャラにケチをつけるほど、浅くない
    ぶっちゃけたトコ、当人らに会って、話し、その本質に触れた人間は現代に生きていないのだから、勝海舟らが、どんな人間だったのか、は誰にも分らない。その辺りは資料を攫って、ピースを集め、漫画家の一番の武器たる想像力って糊で、新しいカタチを作ってこそ
    何せ、陽一のパートナー(?)たる、この勝海舟、とことん食欲優先で、怒るポイントが妙におかしい。ただ、その奔放さに振り回されつつも、人々はこの男を支えて、行けるとこまで行ってみたい、と思ってしまう
    やはり、漫画家として30歳を迎えただけある、寺沢先生、キャラを作り出す能力はズバ抜けて高い
    だけれども、やはり、この『ミスター味っ子 幕末編』のミソは、何でもない、料理であろう
    当然って言い方もおかしいが、幕末時代の日本じゃ、陽一の望む食材は、そう簡単に入らない。陽一の傍にあって普通のモノが、まだ生み出されていないのだ
    しかし、イイ意味で常識外れの陽一が、食材がないくらいで諦める訳がない。無限大の発想力で、あるモノを最大限に活かして調理し、その都度に対峙するピンチを打開していくのだ
    料理の腕だけでなく、彼はライバルとぶつかるたびに、人間としての器を大きくしていたんだろう
    また、ストーリーもテンポがよく、胃にもたれないので読みやすくて助かる
    勝海舟に坂本龍馬が弟子入りする、日本史的に見ても、重要な出来事のくだりで、陽一のライバル・堺一馬が登場し、時代を戻っても、カレー勝負をしたのは最高だった
    一馬までタイムスリップし、坂本龍馬とタッグを組んでいるとなると、中江兵太ら、他の好敵手も登場する可能性は高いかな?
    お勧めの話は、やっぱり、『ミスター味っ子』と言えば、カツ丼ってコトで、第1話「黒船来航」である。あのペリーをも唸らせるカツ丼を作っちゃうか、陽一!!
    この台詞を引用に選んだのは、味吉陽一って男のデカさを表現しているからだ。料理人の仕事は、日本の行く末を左右する事じゃない、元気になる料理を作る事だ。自分のすべき事を分かっていて、それを一心に貫く、それが男として大事

  • やー、微妙(笑)

    息子編よりは陽一もかわいいし、まぁいいんだけど、
    最近さ、タイムスリップしちゃうマンガ多いんだよね。

    幕末だと、JINとかさ。
    料理人がタイムスリップするマンガも、信長のシェフとか、
    銀平犯科帳とか。

    お客さんがタイムスリップしてくるのは、最後のレストラン。

    ま、そんなこんなで、勝麟太郎とか出てきても、あぁわかりやすね、とか。

    あとあれだな。江戸時代の料理マンガも最近続々と出ちゃってるから。かぶりまくるんだよね。

    この人こないだ、寿司食べてたよね、とか。
    でもって、未来から来た医者とつるんでたねとか。

    坂本龍馬は書きやすいのかなー。
    やたらと出てくる。

    今回も出てきた。

    というわけで、二番煎じ感もぬぐえないけど、そこは味っ子パワーで。陽一がんばれ。

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著者プロフィール

兵庫県出身。
慶応大学文学部国文学科卒。料理漫画の第一人者。代表作は『ミスター味っ子』『将太の寿司』(いずれも講談社、講談社漫画賞受賞作品)など多数。
アニメ等、映像化もされている。

「2020年 『講談社 学習まんが 日本の歴史(1) 列島のあけぼの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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