ネクロポリス 上

著者 :
  • 朝日新聞社
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レビュー : 286
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022500601

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとファンタジー要素が上手くマッチしていて、幻想的な中にしっかりとした軸があった。

    ある意味、死と隣り合わせで。不思議な雰囲気と恐れることのない死という概念の確立。

    次々と起こる事件に、登場人物達のそれぞれの推測。どの登場人物も面白く、終始物語に飽きることがなかった。


    ラストにかけてあっさりし過ぎたのは、前半がよかっただけに残念だった。


    それにしても、少し不気味な中にある、面白い設定のミステリーは素直に楽しめると思う。

  • ネクロポリス 上

  • 下巻にまとめて

    プロローグ
    第一章 アナザー・ヒル行きスロウ・ボート
    第二章 境界線上の殺人
    第三章 最初の夜、最初の遭遇
    第四章 不思議の国のてっぺんで
    第五章 卵とオムレツと猫に関する問題
    第六章 古典文学の考察

    第七章 疑惑の連鎖
    第八章 封印された女
    第九章 世にも奇妙な晩餐会
    第十章 生者と死者の幕間
    第十一章 提灯と壜詰
    第十二章 地下への旅、地下からの旅
    第十三章 夜明けの晩に
    エピローグ

  • 東京大学大学院生のジュンイチロウは遠くの親戚のハナ、マルコ、リンデ達と共にアナザー・ヒルを目指したナロー・ボートに乗船している。一緒にいるのは他に大学教授のシノダと船の運転をしてくれる大学生のジミーだ。今年もヒガンが始まる。ここアナザー・ヒルではヒガンに亡くなった人が実体をもって訪れてくるという。それで最近に近親者が亡くなった人は場合にアナザー・ヒルを訪問するという。ここは、日本と英国の伝統が取り込まれた不思議な国。昔から毎年ヒガンの行事を続けている不思議なところ。さて、ジュンはここで何を見るのだろうか。

  • ヒガンと呼ばれる時期に死者が戻ってくる、という話は日本でも風習としてあるけど、実際11月にアナザーヒルと呼ばれる場所に行くと死者に会うことが出来るという

    日本ではお盆に死者が戻ってくるという風習があるが、11月のヒガンと呼ばれる時期にアナザーヒルという場所では実際に死者と会い、会話を交わすことが出来る、という世界観での話。
    そういった世界観なので、解説はあるんだけども馴染むのに少し苦労した。

    現世・境界線・アナザーヒルで起こる殺人。
    死者本人に犯人を聞けばいいという考え、回避不可能な精霊への問いかけをする『ジャッジ』など設定が面白かった。
    ただし、その『ジャッジ』でも犯人はわからず真相は下巻へ。

    最後の"メガネの度"については少し震えました。

  • 上・下と1日で面白く読めた。
    恩田陸氏の作品を立て続けに読んでいるけれど
    漫画を読むように、すらすらと時間がかからずに
    読了できるのが良い。あっという間に読める面白さ?
    何故かしら、何の感慨深さもなく読める面白さ?
    小説を読んでいるという向き合い方よりも
    私の中では漫画を読んでいる意識に近い。

    もっと失礼な言い方かもしれないけれど
    小説の中でも所謂ライトノベルに近い作品だなと。

    同じように、ヒガンのような題材を描いた
    カズオ・イシグロ氏の『忘れられた巨人』と
    比べたらいけないとは思いますが……。

    ヒガンの謎、vフォーの謎、ミステリー要素と
    ファンタジー。とてもおもしろかった。
    だけど、ヒガンで出逢う人々の心情など
    もっとキチンと描かれていたら
    もっと引き込まれたのでは。
    少し残念。

  • アナザーヒルで毎年行われるヒガン。この時期には、かつて亡くなった人々が「お客さん」として戻ってくる。見ることも触れることも話すこともできる存在になる死者、彼らは決して嘘をつかないという。 厚い本だったのにおもしろくてぐいぐい読んだ。下巻もこれから読もう。

  • アナザー・ヒル ヒガン

  • 久しぶりに読みました。
    やっぱり世界観に引き込まれるなー。
    血塗れジャック、ミサーグ、テリー、メアリの夫、いろんな謎があって下巻も楽しみ。

  • 調子を掴むのに時間がかかりました。
    最後の数ページでようやく動きが出て来て、
    下巻に差し掛かり、面白くなって来たようです。
    ファンタジーなのかミステリーなのかサスペンスなのか今のところよくわかりません。

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著者プロフィール

恩田 陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。幼少期は名古屋、長野、富山、仙台などを転々とする。高校時代は茨城県水戸市に在住。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。
1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。
2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞を受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。2019年秋、石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化。

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