- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022500618
感想・レビュー・書評
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再読。やっぱり面白い。
おいしい紅茶が飲みたくなります。
イギリスと日本の文化が融合した「V.ファー」という地には
「ヒガン」という独自の文化がある。
ヒガンになると人々は、「アナザーヒル」に出向き、
そこで お客さん=死者 に遭うのだ。
お客さんは、嘘をつかない。
だから、人々はお客さんに遭い
お客さんの口から、自身を殺した犯人を聞き出すことを楽しみにしている。
今年は、血塗れジャックによる連続殺人事件が未解決ということもあり、
人々のヒガンへの期待は例年より高まっていた。
「アナザーヒル」に到着した彼らは異変に気付く。
ヒルの玄関である鳥居に死体がぶら下がっていたのだ。
その後も次々と現れる死体。
すさまじいポルタ―ガイスト。
やむなく執り行われる”ガッチ”という犯人捜しの儀式。
そして、ヒルから忽然と姿を消した青年。
何かとてつもなく、悪い風が吹いている。
再読ですが、展開や犯人が分かっているのに
やっぱりぐいぐい引き込まれました。
ビールと紅茶と推理とおしゃべりが大好きな人たちに
今回も存分に楽しませていただきました!
本当にディティールが良くできている。
以下、完全ネタバレです。
改めて読むと、ねじの回転とよく似たオチなんですよね。
並行した別世界に閉じ込められる。
こちらは過去未来だけではなく、死者の世界もパラレル。
ネクロポリスって墓地という意味なのですね。
語源は、死者の都。
まさしく。
エンタメ小説なので、「面白かった!」という感想以外は残りません。
でも面白いので、ぜひ読んでほしい!!
そして、「まさか」の登場回数に驚けばいいよ。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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謎が謎を呼んで伏線全部回収できるのかな?と心配していたが終盤に一気に物語が加速する。正直、ちゃんと理解出来なかった部分もあるので、いつか再読したい。
時の層の重なりをセロファンに例えたのは分かりやすかった。 -
チョット現実離れしすぎていて、ついていけなかった。
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恩田陸さんのは八咫烏が出てくるのが多い。
何か思い入れがあるのかな??
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続きが気になって、上を読む倍のスピードで読むました。
上の伏線を下で回収。当たり前のことですが、なんだかこのまま延々と続いて欲しかったなぁ…という感じ。 -
ネクロポリス 下