人類は絶滅する 化石が明かす「残された時間」

  • 朝日新聞社 (2005年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784022500694

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  • 人類は絶滅する―化石が明かす「残された時間」

    著者はもともと古生物学者ですが、化石データを解析することによる種の絶滅を研究するために、統計学や分子生物学、複雑系、行動生物学、遺伝学など様々な領域に首を突っ込んで書き上げたのが本書です。
    原書は2001年のようなので、今からもう10年以上経っており、知見や研究成果が古いのが残念です。
    しかしながら、種の発生・繁栄・絶滅が複雑系のシステムであり、多くの種が同じグラフを描くということを大規模な化石データベースから導き出したのはなかなかの興奮です。(でも、何故そうなるのかは書かれていません)
    また、過去5回の隕石や火山の噴火などによる外因的な大量絶滅と同じ現象パターンを近年のグラフは示しており、これは人の攻撃性による虐殺や環境変化を起こす原因の拡散、そして環境破壊によるもので、種としては今後9億年ほど生き延びると予想される人を含むほ乳類が急速に絶滅する可能性を示唆して本書は終わります。
    今読んでいる「2052」とほぼ同じ結論であることにちょっと暗澹たる思いです。
    ”人は環境破壊による絶滅を回避できるほど聡明ではない”

    竹蔵

  • 2005年刊。

     原題はExtinction(絶滅)で邦題は誤解を招くか。そもそも、地球は生物の大量絶滅を五度経験(恐竜絶滅もその一)。本書は、種の多様性の増減を数理分析的に解析し、種や類の絶滅への過程とその時期を予測する。
     著者曰く、時間を経ると生物多様性は紡錘型のグラフに。また、哺乳類の最盛期は現代で、本来なら絶滅は九億年先、が、この数千年の人類の気候変動への寄与や人類による乱獲により哺乳動物全体の絶滅が加速化している事実が開示される。
     そして、哺乳類大量絶滅後、鳥類・昆虫類・被子植物が繁栄する一方、鼠歯類等の小型哺乳類は生き延びるかも、らしい。

     スノーボールアース仮説は触れられないものの、地質学的スパンにおける気候変動の経過説明は、証拠提示とともにまずまずの内容だ。
     ただ、その変動の要因論には?。
     また地球温暖化とは、地球が暑くなるというわけではなく、バランスの急激な崩壊を意味すると指摘する。当然、局地的には寒冷化を招来すると。さらに海流・海水の塩分濃度の影響力にも言及している。

  • 題名ほどショッキングな話はなく、ヒトが生まれてから、地球のそれまでのリズムとは違う変化が起きているという話。
    学際を超えた評価をしていこうとするのは賛成。
    あまりにも細分化された科学でいくら分析しても″木を見て森を見ず″ってことになりそうだしね。

  • [ 内容 ]
    世界最大の化石記録データベースをもとに、諸科学の最新成果を加味して描き出された全生物共通の「繁栄と衰亡」の進化パターン。
    人類も恐竜と同じ運命をたどる。

    [ 目次 ]
    1 現在は過去の一部だ
    2 大絶滅
    3 カオスから誕生した系
    4 恐竜の時代から現代まで
    5 なぜ、それほど名前にこだわるのか?
    6 現生人類が起こしている絶滅事変
    7 人類と未来

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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