私は美人

著者 : 酒井順子
  • 朝日新聞社 (2005年11月発売)
3.19
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022500700

私は美人の感想・レビュー・書評

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  • 誰がなんといっても
    美人か美人でないか、そこが問題だ。
    鏡の前に立ってみると、「結構私、美人じゃないか」という気持ちになる。
    しかし写真を見てみると、「そんなことを思ってしまってなんとおこがましいブサイク!」と落ち込む。
    だから極力写真に写らない、鏡で見るのはごく一瞬、というなんとも自意識過剰な日々を送っている。
    そんな言って見れば十人並みの私。
    コンプレックスをややこじらせつつも、たいして美人でないことから、さっさと結婚ができたのでありました....えらべないからね(ふふふ)。

    さて、「よく見りゃ美人」「元美人」の章などは「フツー」だからこそ言える毒が撒かれていて、ちょっぴりいやらしい笑いなどをしてみる。
    いや、なんと自分は性格が悪いこと!
    まあ、それも本書の醍醐味であるので、所詮美人と騒がれる人だってこんなもんよ、と徹底的に嫌な奴になってみるのも悪くない。
    いかんいかんと抑え付けるよりも、発散してしまった方が、悪の色香が出るかもしれない。

    機能性美人、政界美人、パーツ美人などいろいろな美人が登場する本書。
    著者の指摘に、次第に自分が思っている「自分自身の美醜」というものがほどけていく。
    探せば色々なところに「美」の原石というものがあり、それをこんなもの、と投げ捨てては自ら美しくなるのを放棄しているようなもの。
    他人が「あの人自分で美人だと思っているよね」と悪く言ったとしても、それならそれでいいではないか!
    私自分で美しいなんて思っていません、も一つの美徳となり得ることもある。
    しかし、私って美人!と思っていた方が、人生が楽しくいられる気がしてならない。
    著者もあとがきに限らずそこかしこでそれを述べている。
    私はこれに大いに賛同する。

    美しさの基準は一つではない。
    確かに黄金比率は存在するが、それだけに囚われていては「自分の」美しさは見えてはこないのだ。

  • 生粋の美人は、この本を手にとって読むことはないと思いますが、そこはまぁタブーですよね・・(笑)
    でも、女は誰しも自分のことが、なんだかんだいって大好き。
    食事処に入ったとき、コンビニ入ったときなど、あるいは仲間内の集まりなど、(この中で一番私が可愛い!)と思ったことがない人はいないと思うし。。。姉妹でも、妹や姉より私のほうがイケテル!と思ってる方がほとんどだと思います(身内はとくにシビアに比べる)
    自分のことを自分で美人と自覚して他人にアピールして生きることは日本ではタブー(笑)一流の美人でも自分の美人に気づかずに、しとやかに生きなければいけない日本の女性の生き方がこまかーく書かれてる気がします。
    パツキン・青い目の外人だからといって、日本できゃぁきゃぁ言われても母国では出川レベルだろってのが私の中で壷りました。。。そして、すっげぇかっこいい外人夫の日本の嫁はたいがい、日本じゃぁキッツイ容姿etc 。。ここまで書いてしまっていいのかってぐらいの観察力です。

  • 単純に、面白かったです。

    女性は誰しも、自分の美醜と向き合いながら生きていると思います。絶世の美女は本当に少なくても、ちょっとは自分にも良いところがある、と自分を納得させながら生きているのでは?

    そんな切ないオンナゴコロを皮肉るわけでもなく、キチンと考察しているような、そんな本でした。

    そうそう、そういうこと、あるわー、と嫌な気持ちにならずに軽く読めました。

  • 他のこの筆者の本に比べて、イジワル感がすこし、すくなくなったかな?

  • 図書館から借りにくーいタイトル。でも借りた。なるほど酒井さん節。メガネ美人・知的美人・ミスコン美人…「私が美人なんてとんでもない」フリをする美人… パーツ美人に年代別美人。美人に厳しい同性の目、美人に優しい異性の目。世の中は評価ばかりではないですがせめて心地いい道を見つけたいかなー

  • 「制服概論」が面白かったので図書館にある酒井さんのを制覇しようかと。

    でも題名からして、「この女そんなこと思ってんの?」とか思われるのが恥ずかしくて電車内でカバー掛けてカモフラージュ。

    「雑草の中のツボスミレ」とスポーツ界における美人(と一応は定義される人)=機能性美人や「平安顔に井上和香クチビル」のパーツ美人、スッチーや女子アナなどその職種で男性を魅了する所属美人、顔立ちは整っているのに服の趣味が悪そう、でもその隙のおかげで一番人気のヤンキー美人、はたまたよく見りゃ美人、など様々な美人(?)に関する考察が面白い。

    美人の多い県は一県おきに存在するという「美人一県おき説」に至っては実地調査してはるし。

    ↑ちなみに秋田・福岡の美人率がずば抜けてるそうです。

  • 「私は美人です」という冒頭にのけぞりつつも、読み進めていく内に納得。美人か不美人かはともかく、女性は自分の美について向き合わざるを得ない瞬間が多くある。女に生まれた瞬間から鏡と向き合って「私は美人?」と問いかける。自分が美人でないということと向き合う場面だって多くある。その逆もしかり。相対的な美人と個における美人論も納得のいくものだった。東北、日本海側で美人率を比較する発想も行動力も興味深い。あぁそれにしても、美人になりたい。

  • ひとくちに美人といっても、いろいろある。
    本書では、美人をジャンル分けし、その特性を、成り立ちや傾向を含めて考察。

    「年齢によってブスは目立たなくなってくる」確かに!!

    よみものとして、面白く読めた。

  • 知らないで読んだけど「負け犬の遠吠え」を書いた人なんですね。
    そっちは読んでないけど…。
    多分に作者の主観的なところもあるけど納得するところも多かった。
    女って大変よね…、しみじみ。

  • 期待してたのと違いすぎた…この評価で「ブスのひがみ」と言われようとかまわん。

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