あるきかたがただしくない

  • 朝日新聞社 (2005年12月7日発売)
3.32
  • (5)
  • (19)
  • (30)
  • (9)
  • (0)
本棚登録 : 122
感想 : 24
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784022500779

みんなの感想まとめ

離婚後の複雑な感情や親子の関係をテーマにした作品は、著者の心の叫びがリアルに描かれています。元妻への思いが交錯し、子どもに会えない辛さが強調される中、ユーモアと皮肉が織り交ぜられています。著者の視点か...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 元奥さんの再婚後のエッセイを読んでからの、こちら。
    なんというか……奥さまの実名(ペンネームではあるが)を出して、「離婚後、子どもに会わせてくれないひどい女」だということを、これでもかと毎回書くやり方に辟易してしまった……。それが笑いに昇華できているのならいいのだが、それにはどうもあまり成功したとは言い難い。
    まぁ、離婚というのはどちら側からもそれなりに言い分と言うのはあるのでしょうね。著者の意見もたしかに正論なのでしょう。でも、そこまでして父親に子どもを会わせたくない理由というのも、たしかにあると思うのですよ。第三者にはわからないし、関係のないことだけどね。
    この本が出てから20年。著者のいまが、幸せであってくれたらいいなと願います。

  • 離婚直後から1年半くらいの、ハートブレイクダディの叫び。地の文が面白いので、面白くない決まり文句「子どもに会いたい」が突出してこちらに迫ってきます。

  • 勝手に戦友のように思う。当初読んでいたあの頃から、今でも私の悪夢は続いていて。

  • 中学生の時、正しい歩き方がわからなくなった。
    周りの目がとても気になって、自分が変な歩き方をしてるように思えて仕方がなかった。自意識過剰だったなと思う。誰も自分なんか見てはいないのだけど、みんなが自分を変な人を見る目で見ているような気がしていた。
    変な歩き方をしていてもなにも恥ずかしい事などないのだと言われている気がしてくる、そんな本だった。

  • この人の短歌のほうは好き・・・かも知れないけど、エッセイは合わないと実感したな。
    こういう考え方の人間を否定するとかじゃないけど、なんと言えばええのやら。

    自己愛が。。。強いのか???

    友達の知り合い、くらいの距離感が良さそうなタイプ。

    唯一、アシスタントの松田アキの書いた「アシスタント日記」がなかなか秀逸で面白かった。
    「びわやババロア、茶碗蒸しなど生命力の弱そうな食べ物が好きな枡野さん」なんていいよね。
    これ、スピンオフならないかな。

  • 週刊朝日に連載したコラムを中心にした雑文集。売れっ子だとこんな本まで出てしまうのかと驚嘆。深みはなく瞬発力だけ。離婚の経緯や面会させてもらえない心情などが書かれているかと思ったが期待外れ。本人も書いていたが「子どもに会いたい」と言い続けてるだけの本。残念。

  • 毎週のように「離婚した妻がわが子に会わせてくれない」などと泣き言を書き続けるエッセイ。おもしろい方だとは思うが、あまりお近づきになりたくないパーソナリティーのようで引く。

  • 長嶋有さんの『パラレル』を読むきっかけとなった本。

    ひらがなで、“あるきかたがただしくない”。
    あるきかたがただしくない、あるきかたがただしくない。
    意味なく、パクパク発声したくなってしまう私。

    歌人、枡野浩一さんのエッセイ。
    字数だけ見ると、これまで読んだ枡野さんの本の中で一番多い。
    字が多い~、という、本好きとは思えないしり込みをしていたものの、読み始めたらどんどんのってきて、私としては速いペースで読み切ることができた。
    内容は“離婚後くよくよ立ち直りエッセイ”と帯にあるが、プラス、「日曜日の名言」という映画やドラマ、本について対談の中で“名言”を挙げるもの、漫画家の佐藤ゆうこさんや河井克夫さんによるマンガ、長嶋有さんとの対談…盛りだくさん!

    パチンコについて、玉を“1個ずつゆっくり打って”注意をされたという話が出てきたが、私も初めてやった時におんなじことをして。
    注意されなかったので、ダメだなんて知らないままでした…ダメなんだ、ゆっくり打ち。
    初めてのパチンコ、何故か隣のおっちゃんに“それこそやったら怒られない?”的なアドバイスをもらったことが印象に残っている。
    結局パチンコはそれきり1回しか行ってない…。

    エッセイのメインとして、離婚のこと、子供に会いたいということが切々と綴られている。
    私は元・奥さまの漫画家・南Q太さんも大好きなので、何だか複雑な気持ちで読んだ。
    お二人が夫婦なのだと初めて知った時はこれまた、何だか嬉しかった。
    枡野さんが「子どもに会いたい」と語る度、愛されていないなんて勿論本気で感じたことはないけれど、お父さんは私のことをこんなにも愛しているものだろうか、とふっと思う。
    少なくとも、“子ども”の私は、お父さんとお母さんのことをいつも想っているよ。
    なんて。
    ワガママばっかり言っているどうしようもない娘ですが、素直にそう思うことができました。

  • なんとも。

  • 心の動きが赤裸々に。他人のことを知るって、下手な怪談話よりコワイのに、軽やかに読めたのはリズムがいいからかと。

  • 全ての悲しみとやるせなさを包み込むような彼の静かな作品は、
    こういう風な感覚から生まれるのかな、と思えたエッセイ。

    強くてやさしい人だなと思う。
    私はそんな彼に憧れる。

  • 理不尽だなぁ。

  • とにかく元妻への執着心と自己正当化がすごくて、胸焼け…

  • 「元妻」が何回出てきたか数えてみたい。

  • 「ショートソング」をきっかけに注目し出した人。

    エッセイって俺結構好きかもな。
    てか、子の人の元奥さんがひどい人で、嫌いになったわ…。
    約束くらい守れよっ!

  • 枡野さんのエッセイは過去に遡りたくなります。

  • 自称(?)日本で二番目に売れている歌人、枡野浩一が週刊朝日などに連載していたエッセイをまとめた一冊。
    本人も読み返して呆れた、というようなコメントを残しているが、よくもここまで、というくらい、「離婚した元妻が月に1回は子供に会わせてくれるという約束だったのに失踪してしまって辛いから約束は守って」と言い続ける内容だった。
    どんなテーマでも結局ほとんどはこのネタに落ち着くのだ。
    それだけ切実、ということなんだろうけれども、彼の神経質な性質などがひしひしと伝わってきて(長島有との対談内で、枡野自身も自分が神経質であると言及しているけど)、うーん、これは元奥さんも悪いけど、単純に善か悪かって問題じゃ片付かないんことなんじゃないかなぁ、と、ぼんやり思った。
    「同じネタばかりで辟易した」という読者がいた、と枡野が本作の中で語っているが、私も正直、同じネタばかりで辟易したよ。

  • <ahref="http://www.chintai.net/">「CHINTAI」</a>のCMに枡野氏を発見して、“読んでない新刊本あるかなぁ”とチェック。
    <BR>
    何が面白いというのではないけれど、チェックせずにはいられないんだよなぁ。
    <BR>
    離婚話だらけでしつこいのだけど、そのしつこさに安心してしまうから不思議。

  • いままで彼の私情(?)は全く知りませんでしたが、私は枡野氏を支持します。

  • 南Q太著「地下鉄の風に吹かれて」と並行して読むと完璧です。

全20件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。歌人。雑誌ライター、広告会社のコピーライターなどを経て一九九七年、短歌絵本を二冊同時刊行し歌人デビュー。短歌代表作は高校国語教科書に掲載された。短歌小説『ショートソング』、アンソロジー『ドラえもん短歌』、入門書『かんたん短歌の作り方』、『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』など著書多数。目黒雅也や内田かずひろの絵と組み、絵本・児童小説も手がけている。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枡野浩一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×