十字路のあるところ

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022500809

感想・レビュー・書評

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  • 貰ってきました。

  • 写真とのコラボ。これいい!!

  • 夢かうつつか。物語の痕跡を探して、物語の中の十字路を訪ねて歩く
    ――作家が「水」をめぐる物語を模索する「雨を聴いた家」、「影の絵」
    を描くオビタダが主人公の「水晶万年筆」など、6つの短編を、文章と
    モノクロ写真で構成。人気制作ユニット、クラフト・エヴィング商會の
    物語作家と写真家による新しいコラボレーション。

  • 写真がイイ感じで好き。

  • 十字路をテーマに写真と物語が交錯する短編集。独特のトーンと新たな可能性に評価。

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022500808/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4022500808.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    <blockquote><p><strong>物語あり。
    クラフト・エヴィング商會の作家と写真家が街を歩いて拾いあげた六つの絵巻

    「夜を拾うんだ」
    先生は事あるごとにそう言っていた。
    「ピアノから黒い鍵盤だけ拾うみたいに」
    そうした言葉が、黒砂糖を丸ごとのみこんだように、いまも僕の腹の中にある。
    あんな人はもう二度と現われない。</strong>  ――帯より</p></blockquote>
    吉田篤弘さんの文と、坂本真典さんの写真で語られる街の話。
    六つの物語のあとに、まるでその物語の舞台のような写真が数点 配される、という構成になっているのだが、実際はどちらが先にあったのだろう。
    十字路・影・水、といった存在するのだが 取り立てて意識されないようなあれこれを、街の重要な要素としてひとつひとつ浮かび上がらせているのが興味深く、気づかされることも多い。
    十字路とは、すべての出発点であると同時に、あらゆるものの帰結点でもあるという なにやら魔法のような、しかし考えてみれば当然のような不思議な感覚に包まれる。</font>

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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。小説を執筆しつつ、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作、装丁の仕事を続けている。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞。『つむじ風食堂とぼく』『雲と鉛筆』 (いずれもちくまプリマー新書)、『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナリザの背中』(中公文庫)など著書多数。

「2022年 『物語のあるところ 月舟町ダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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