論理で人をだます法

制作 : 山形 浩生 
  • 朝日新聞社 (2006年2月7日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022500847

作品紹介

まともな議論をするには、「正しい論理」ではなく「間違った論理」を押さえなければダメ!論理の「悪用」例150を、わかりやすく解説した本邦初のガイド。国会中継、討論番組、会社のミーティング、井戸端会議まで、世にはびこるダメな議論、全部これにて「終了」。

論理で人をだます法の感想・レビュー・書評

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  • 「誰かを騙してやりたい」ではなく「自分が騙されないように」という思いから、手に取ってみた1冊。正直、約300頁は多かった…

    「あるある!」と思える事例がいくつか見つかるから、気になったところだけをつまみ食いする、という姿勢で読むといいと思う。


    個人的に日常生活でありがちだと思ったのは、以下の6つ。

    07:ステイタスに訴える
    「『焼き鳥ご飯』と言うと軽蔑するのに、『アロッズ・コン・ポヨ(arroz con pollo)』と言われると嬉々として注文する。」
    47:オマエモナー
    48:質問返し

    それから
    51:無知に訴える論証
    「証拠がないから、それは間違いだ」というのをしばしば聞いた覚えがある。が、証拠がないからといって、それが間違いであったり初めからなかったことにはならない、というもの。「確かに、証拠を示せなかったらダメだなー」と思っていたので、この51番の論理を知れて一番よかったなと思った。

    62:不適切な平均(算術平均とモード【最頻値】の区別)
    について、就職活動の際に「社員の平均給与」を一つの基準としているなら、知って損はないと思う。算術平均の場合、その平均数値が実際の社員の給与額とかけ離れている可能性がある。

    101:不適切な分配・加算の虚偽
    時間を貯めておけないのに「パジャマにボタンでなくジッパーをつけたら、一日20秒を節約できるので、年に数時間、一生で3日か4日節約できる」と言ったりする。

  • 解説が少ないため、テクニック集としては使いづらくて、どっちかっていうと「こういうのもあるんだぜ」とさらっと触れるのに向いた本。

  • 原題:a handbook of logical fallacies
    著者:Robert J. Gula
    翻訳:山形浩生


    【目次】
    序 章 日常は意味のない会話にあふれている 009
    第01章 感情的表現(1) 人を丸め込む 013
    第02章 感情的表現(2) 人を扇動する 031
    第03章 感情的表現(3) ほのめかしをうまく使う 045
    第04章 〈番外編〉論理のごまかしを見分ける 065
    第05章 無関係な話を持ち出す 077
    第06章 話をそらす 111
    第07章 あいまいさと不正確な推測 127
    第08章 混乱と不正確な推測 149
    第09章 原因と結果の混同 173
    第10章 単純化しすぎる 185
    第11章 まちがった比較や対比 203
    第12章 はぐらかし 217
    第13章 〈番外編〉何のための議論か、を考えよう 231
    第14章 誤解を招きやすい表現 241
    第15章 〈番外編〉三段論法について 259
    第16章 最後に 285

    訳者あとがき 289

  • ○様々な論理の欠陥や”だまし方”を紹介した本。
    ○言いたいことは分かるが、「だから?」という感じ。
    ○あんまり面白くない。

  • 【ダマされないあなたに!】
    世間で使用されている騙されやすい論理を紹介し、どこに間違いがあるのかを解き明かす本。面白そうと購入したものの、読みにくさはバツグン!(笑)

    翻訳が下手なのか、もともとの書き方が下手なのかは分からないが、読んでいても頭に入ってくる気がしない。論理が破綻している事例は多く紹介しているものの、どこがどのように破綻し、どうすれば破綻しなく成るのかなどは掲載されていないので、丁寧でない。

    「紹介して、はい終わり!」
    という感じなのが残念である。

    とはいえ、事例の多さに☆二つ。

  • 山形浩生だから読んだ。ただ、それだけ。

  • 「だます法」とありますが、「だまされない法・騙しているか見抜く法」の方が近いと思います。

    本の最初に、人が持つ傾向について記載されています。

    (1)自分の「信じたい」ことを信じる
    (2)自分の偏見や経験を、いろんなことに当てはめる
    (3)たった1回の出来事を一般化する
    (4)問題を分析している途中で感情的になり、自分の個人的な感情を、客観性より優先する
    (5)人の話を聞くのが下手。話の一部しか耳に入らない。自分の聞きたい部分だけ聞いている。
    (6)後付で理屈をつけて正当化したがる
    (7)関係あることと関係ないことを、区別できない
    (8)目の前の問題から、すぐに注意がそれてしまう
    ()ある問題のもたらす結果を、十分に検討しようとしない。単純化しすぎる
    (10)外見で判断しがち。見たものを誤解し、判断をひどくまちがえる
    (11)そもそも、自分が何の話をしているのかわかっていない
    (12)一貫した基準で行動することはほとんどない。根拠をきちんと検討してから結論を出すこともまずない
    (13)言った通りのことを考えていないし、考えた通りのことを言わない

    これら13の傾向を元に、日常にあふれる会話から間違った論理を155のトピックから説明しています。

    この本では、日常でもよく聞く「間違った論理による会話」が列挙されています。セールス(特に悪い意味でのセールス)の場でよく使われていると感じます。全てを把握して覚えるのは大変と思いますので、気楽に読んで「あぁ、こんなトリックもあるのか」と考えながら読んでみるのがベターと思います。中には根拠が弱いものもあるので、あまり深く考えないで読んだほうが良いかもしれません。もう少し一つ一つのトピックに対策等を載せてもらえると身になると感じます。

    感情は大事ですが、それにかこつけた悪質セールスや論理があってはいけません。著者もP30にて「感情は重要だけど、でも感情だけで動いちゃいけない。行動には理由が必要だ。感情的な訴えが危険になるのは、それが理由をごまかそうとするときなのだ。」と記述しています。ごまかしにひっかからないよう、ミスリードしないように気をつけることで問題点を見つけることができ、不要なトラブル間違った意思決定が避けられます。

    また、人は意識して話をしないと/聞かないとこのような言い方をするのだ、と言う事を念頭に、会話を聞き取り/発言する必要があるのかと思います。

    「正しい論理」とは難しいもので、どこからが相手を説得するための手法で、どこからが相手を騙すための手法なのか...とも感じます。直前に読んだ本が「ほんとうに使える論理思考の技術」ということで、人のつかみ方と称してそそのかすテクニックを使っているようにも見えます。顧客がどう感じるか? が重要で、騙しとは紙一重なのかもしれません。

  • タイトル以上に、この装丁に惹かれて手にとってしまった。中身は、論理における技法や説得といったケースが155もあり、日常の中でもその多くが使われ、多くの人がナンセンスと感じた経験もあることだろう。中でも、三段論法における説得技法は250種類以上あれど、その中で24種類しか妥当なものがなく、重要なものはそのうちの15種類だということには驚かされた。つまり、正しい論理を展開しない限り、相手を説得することのほうが難しいということである。ロジックを正確に立てることは、宗教や思想が違う海外の方を相手にする場合でも同じように妥当性を持ちうる。細心の注意がいることはまずもって間違いない。言葉は、発した瞬間から手元を離れ一人歩きしてしまう。それは何も会話のような話し言葉だけでなく、ブログやSNSといったありとあらゆる書き言葉にまで想定される。今後もそういった事態が決してなくなるわけではないのであるが、この本を読むことで、少しでも冷静に対処できたり、論理のおかしな点を見抜けるのであれば、この本における取り組みは成功したといえるのではなかろうか。

  • 騙されないために、読みました。
    論理のすり替えや、対象の変更、飛躍させてごまかす、など、意識せずに使ってしまいがちな営業テクも入ってました。
    しかし、ちゃんと話すために、意識することが大事だと思う。

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