アクアポリスQ

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 105
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501509

感想・レビュー・書評

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  • 近未来…アクアポリスと言う人工の浮島を守る話。
    設定は子供の頃に思い描いていた未来的であるにも関わらず、陰陽師や牛鬼、濡女など古典的な要素も含まれていて面白かった。最後の方、終わらせ方が若干早急だったように感じた。敵が不明確に思えたのは私の理解力不足か…。

  • もう化け物の領域です。怪物です。何者なんですか、この人は。何を書かせても軽くその各ジャンルの大御所、ベストセラー作家を越えてます。これジャンルなんなのかな…ヤングアダルト、SF、ジュブナイル、ボーイミーツガール、バディ・ヒーローもの、幻想で怪奇、色々入り混じってますが解れがちっとも見当たらない。ジャンルミックスとはよくいったものだなー。この人の本ばかり読んでいると魂が食われてしまいそうです。侵食される。読後すごく満足しましたが続編が書かれるなら是非読みたい。「信じられる方向へ進め」ってもういちいちかっこいいんだよー!!うおー!

  • 水上都市アクアポリスの優秀な子供達を集めた学校SSSに通うタイチが小学生の頃に見た謎の少年『サイト』が事の発端。
    『サイト』を調べるアクアポリスを設計した白髪の女性設計士『J』と都市を破壊し世界を壊そうと目論む官房長官の争いに巻き込まれ…最終的にはタイチが都市を守りきった話なのですが陰陽師の蘆屋道満、牛鬼や濡女と言った妖怪と古典的な事柄と近未来的世界観が入り混じって面白いようで物足りない内容でした。
    設定は面白いのに『エンプティ』とか『稀薄者』と言った単語それぞれの解説が私には不十分で「他の文章から推して知るべし」と暗に言われているような不親切さが…。作者の考えた個々の設定が理解不足で私には生きてくれませんでした。
    話の筋も後半急ぎ気味に感じ、もう少しこの設定を使ってあれこれしても良いのでは?と思ってしまいました。

  • 津原泰水さんの本はまだ「綺譚集」などの幻想小説(でいいのだろうか…)しか読んだことがなかったので、こうしたSFチックな話は新鮮。

    SFというと何となく未知の技術にカタカナの用語が沢山でてきて何もかもオートマティックで...というイメージを持っているのですが、この物語には廃墟や陰陽道、妖怪・伝承といった土くさい要素がかなり盛り込まれていて、この新旧が融合した空気がたまらなかった。
    高層ビルが建ち並ぶ都会で小さな祠を見つけた時のような、思わずドキっとしてしまうような素晴らしいアンバランスさだと思う。
    見返しのイラストがネタバレになりそうでならない絶妙なラインで描かれていてまた素敵。

  • カバー写真:伊奈英次
    見返しイラスト:寺田亨 http://toruterada.exblog.jp/
    装幀:鈴木成一デザイン室

    トリプルズ:SSS
    PP(パーソナリティペーリング):人格稀薄化
    モンスターレーション:怪物化
    ペール:稀薄者
    エンプティ:空虚者
    ルーラ:憑依体
    イオ・ミヒ:黄泉

  • 大好きな伊坂幸太郎さんがお薦めされてて、それはまた別の作品なのだけど、それをきっかけに今回読んでみました。

    今作は海上に浮かぶ五角形の人工都市アクアポリスを舞台にしたSF小説でありながら、陰陽師や悪魔祓いのような要素も出てきます。

    この世界だけの固有の名詞や社会制度が説明も少なめにどんどん出てくるので、混乱しながら読んでましたが、主人公タイチが自分の成すべき使命に立ち向かう辺りからグッと引き込まれました。

    他人の才能への嫉妬や落胆、自分の身をも差し出す正義への衝動、記憶の中だけの父親や気安い友達、煩わしくも温かい家族への思い、タイチを通して描かれてる感情の全ては思春期の男の子の共通の感情だと思います。
    特殊な世界観を舞台に、そういった普遍的な感情を描いたところに共感しました。

  • 海上都市アクアポリスを舞台とした近未来SF。
    Q市のアクアポリスで育ったタイチは街の存亡を巡る陰謀に巻き込まれ、Jと名乗る謎の女とともに牛鬼、濡女を追う。

    同じ世界観・設定を共有した複数作家によるプロジェクト「憑依都市」に連なる物語だそうで、用語や設定の詳細な説明が省かれています。
    なので、少し読みにくかったです。

    印象のみのイメージ先行型描写が多く、頭の中で点と点をつなぐように補完しながら読み進めていくので、物語の筋を追うのに必死でした。

    ハイブロウでトリッキーな文章が織りなす独特の世界観に魅せられましたが、自分の貧困な想像力が恨めしかったです。

  • わけがわからないよ!

  • 水上都市や九龍城や正体不明の魑魅魍魎やの魅力的な要素は色々あるのに、掘り下げる前に助走のままで終わってしまった感じ。

  •  Q市にあるアクアポリス。人工の島は「空虚」時にほかの街が水没した時にも水没しなかった。
     アクアポリスに出身のタイチは、Q市の陸地側にあるSSS(スーパーサイエンススクール)に通い、週末だけアクアポリスに帰ってくる暮らしをしているが、タイチの元に「J」と名乗る女が現れ……。

     近未来?をイメージしたSFです。「J」とその敵対するグループ?との丁々発止の戦いはいやすごいなぁと感じましたが、ちょっとオイラにはイメージし切れなかったかなぁ。
     近日、再読してみます。

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