カラシニコフII

著者 :
  • 朝日新聞社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501653

作品紹介・あらすじ

南米コロンビア・コカインの町メデジンで、紛争のつづくアフガニスタンやイラクで、パキスタン北西部・銃密造の村ダラで、自動小銃の存在が「国家」の姿を浮き彫りにした。国家とは何か。論文などではなかなか理解しにくいことが、「カラシニコフ」というキーワードを通じて見るとある程度分かりやすくなる。「悪魔の銃」カラシニコフ。ひとびとはなぜ銃に依存せずに生きられないのだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 帰属感のない複数の集団を一つの国家にまとめるのは恐怖政治か、カリスマか、民主主義か。しかし、日本も明治に入るまでは国がたくさんあったようなもの。そう考えると出来ない訳でもないのか?

  • 前作はアフリカの「失敗国家」を描いていたが、今作では南米コロンビア、インド・パキスタン・アフガニスタン国境の「部族地域」にあるAK密造村、イラク戦争終結後の混乱を、AK47という自動小銃を通して描く。国家という概念が、実は非常に脆いものであることがよくわかる。それぞれの地域での、以後の状況はどうなっているのだろうか。

  • 最近 戦時中の日本軍が アヘンを 資金源にしていたんだよ という NHKの番組を観たけど 似たようなことを 南米では コカインで やっているわけで 人間のやることなんか 時間が経っても 変わらない。 

  • 勉強もですが、著者である松本仁一さんが好きなのです。「アフリカで寝る」「アフリカで食う」も図書館で読みました。あこがれです。

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