KKKベストセラー

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 55
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501783

感想・レビュー・書評

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  • 最近のだとそうでもないですけれども、この頃の著者はかなり精神的に荒れていると言いますか…とにかく文筆業に携わりたくない! という著者の叫びみたいなものが作品を通して伝わってくるようでなんともやり切れない気持ちにもなりますけれどもまあ、面白かったですね(笑)

    ヽ(・ω・)/ズコー

    この本は一応、小説本として出版されているんだと思いますけれども、著者のファン以外には楽しめないんじゃないかと…後半はほとんど著者の愚痴で埋められていますからねぇ…まあ、面白かったですね。文庫化されていないのが残念なところではあるのですが…。

    付録のCDは僕ちん、こういう音楽…つまりはノイズミュージック? とかいうのにとんと疎いので何がいいんだか分かりませんでしたけれどもまあ、聴く人が聴けば良い音楽なんでしょう、きっと…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  •  出版業界、読者、ご自身にも罵詈雑言と愚痴が吐き出され、本当につらそう。それを読んでいるオレは一体なんなんのだという気分になる。朝のワイドショーのテレビ公開捜査の場面と、洞窟の場面が面白かった。そんなこと言ってないでもっといろいろ書いてほしいと思うのだが、それもまたご本人の気分を害しそうだ。

  • 図書館で借りたが本を買わないといけないなと感じた。
     元々は連載小説だったらしいが途中終了していて、文筆業についての呪詛ばかりで本は終わる。絶筆宣言と言っていい。ひどく極端だが「私小説」のようだと共感してしまった。支離滅裂である種の「アンチロマン」のようだ。セリーヌ作品のようにも感じた。
    この著者の自伝が作品の読解に役に立った。自伝を読んでからこの本と付属CDに収録された1曲約40分の彼のノイズ音楽がわかった気がする。

  • スゴい。書きたくない・書くことが無い、という勉強嫌いの小学生の作文や読書感想文並みのイヤイヤで殆どのページを埋めているだけなのに文章から目を離すことができない。

    言葉の選び方と文章が巧い。ミュージシャンだからかどうかは判らないけれど文章のリズムもいい。内容が無くても文体だけで読めます。テクノとかノイズみたいなものでしょうか。

    いっそ、三島由紀夫賞を剥奪してやったら面白そう

  • 嫌でもなんでも始めたらしっかりとした結末をこさえるべき。それがどんな終わり方でも。だからといってこの結末、あとがきを添えただけでは、もう出版しないほうがマシ。CD出せて良かったね。

  • カミュと似たにおいの持ち主。

    次が最後の作品になるんじゃないかと毎回おもう。
    しっかり、中原昌也。

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著者プロフィール

《Hair Stylistics/中原昌也》
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、
1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。

音楽活動と並行して文筆活動も多数。
1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、
2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、
2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、
2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

「2018年 『"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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