晩年の美学を求めて

著者 :
  • 朝日新聞社
4.18
  • (4)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 27
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501806

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「晩年」から人生を考える

    「晩年」という言葉は故人の人生を語るにあたって
    良く使われる言葉だが、今を生きている自分が使うとなれば
    どういう意識で使うことになるだろう。

    ただ晩年とは死期が近づいている時期であり
    高齢と言うわけではなく、人それぞれその年齢が違い
    また、晩年と捉えられる時期も違っている。

    その捉える時期の晩年を意識するとすれば
    物心ついてから今までどう過ごしてきたか
    そして未来へどう生きていくかを意識しなくてはならない。
    そして、この世での自分の存在意義を
    考えてみなくてはならくなる事もある。

    自分の存在に意味はあるのか、果たして自分がいる事に
    世のかなにとってどれほどの意味があるのか。
    身近な周りの人のために役立っているため意味がある
    などという安易な答えで承服できる話ではない。

    重病などで一切の自由が利かず寝たきりで
    すべてを他人にやってもらわないといけない人は
    (周りの人に世話をする仕事を提供しているという点はあるが)
    そういう意味では役に立っていない事になるので
    存在の意味がない事になる。
    しかしながら、今考えているような
    人の存在の意義のある極限のケースにより
    哲学的な提案を私達にもたらしてくれる所に
    とても大きな意義がある。

  • 毎日の生活にまつわる自分のことを出来ることが基本。
    他人に何かをしてもらうことに無頓着になる。
    人生の2大ポイントは、どれだけ人を愛し愛されたかと面白いことを経験したか。

  • 著者の曾野さんにはすごく教えられたり、新しい見方を教えられます。
    物事をはっきりいう潔さも憧れてます。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1931年生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。大学在学中から同人誌で執筆を始め、23歳の時「遠来の客たち」が芥川賞候補となり文壇デビューを果たす。1979年、ローマ教皇庁より「ヴァチカン有功十字勲章」を授章。1972~2012年まで海外邦人宣教者活動援助後援会代表を、1995~2005年まで日本財団会長を務めた。『誰のために愛するか』『老いの才覚』『人間にとって成熟とは何か』などヒット作多数

「2018年 『納得して死ぬという人間の務めについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

晩年の美学を求めてのその他の作品

曽野綾子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする