百〓先生 月を踏む

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 51
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501868

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい。おもしろい。ふるくない。

  • よくわからない、と思いながらも、引き込まれた。

    地に足のつかない感じ。この感じ、好きと思う。

    あとから知ったけど、これが遺作とのことで、
    最後の『未完』の文字に、ずんとした重みを感じる。

    話の中では、先生も果林もそこにいるのに。
    ぷつりと途切れてしまった。


    死ヌトイウコトハ、青ニ溶ケルトイウコトナノダロウカ。

    よかった◎

  • ボストンバッグと身一つで小田原の山寺に転がり込んできた作家・百間先生と、寺の小坊主・果林がまなざす、ちょっと(かなり)おかしい百間的日常。

  • 百間小説を久世が解説しており興味深い内容だ.

  • 内田百聞。名前はしってるのよね〜っと思いつつ・・・。しかし読み方ひゃくぶんだっけ?ひゃっけんだっけ?などと首をかしげてるあたり、恥ずかしいかぎり。が、読んでみるとおもしろい!これは内田百聞の本よみたくなる。そしてこの表紙の色に後で納得。うーんきいろい。めくるめく世界、とユー感じ。先生は夢をそのままかいているのだ。確かにあの不条理さは夢のよう。しかもまとめることもなくずんずん先にいってしまう。異様な魅力のある世界。ずばずばいいたいこといって、面倒見のいい果林と臆病でわがままで愛すべき百聞先生のコンビがいい。

  • 未完。
    最後、どう終わらせるつもりだったのでしょうね。

  • Y君お勧め。面白かった。乱歩の時もよかったけれど、描かれた作家の作品と重層的に響き渡る感じがして深い。愛すべき百間先生。図書館借用。

  • 内田百?を主人公にした批評的メタフィクション。時期的には百?が「サラサーテの盤」を執筆していた時期に当たるのだが、読んでいくうちに奇妙な違和感を覚える。作中で百?が描くのは「冥途」や「旅順入場式」のような幻想的掌編ばかりなのである。どうやら、本作の百?はパラレルな世界の住人であるらしい。では、そのパラレルな世界とはどういう世界なのか、というのはここでは云わぬが花でしょう。未完に終わったのが惜しまれます。

  • 現実にはありえない設定なんだけど、二次創作を読む感じで楽しめました。
    未完なのが残念です。
    読み終わったら無性に『旅順入城式』が読みたくなった。(09.02.11)

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    図書館
    タイトルを見て即借りました。(09.01.28)

  • 2008/2/18:漱石門下、内田百?をモデルにした小説。中編が5つで、内最後の一つは未完。久世光彦の遺作です……。私は、内田百?のことは知らなかったのですが、そんな方でも大丈夫ですよ! 乱歩の時と同じく、作中作で短編がいくつも入っているので、そういうところ、一気読みしにくいかなー、とは思うんですが、やっぱり、久世は良いなぁ。

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