ベラボーな生活: 禅道場の「非常識」な日々

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501929

感想・レビュー・書評

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  • 私のお茶の先生も、
    京都の僧堂で修行されたことがあって、
    ときどきその時のお話をしてくださるん
    ですが、その話がつながって
    「なるほど〜」と思うことが多く、
    楽しませていただきました。

    玄侑宗久さんがユーモアたっぷりに
    書いてくださってるので笑えますが、
    実際にはとても苦しい修行なんだと
    思います。
    途中で逃げ帰ってきたというお坊さんを
    何人も知っていますが、
    とてもその方達のこと、
    笑えないなあと思いました。

    お坊さんというのは、
    とても特殊な職業ですが、
    日本人にとっては、やはり心の
    プロフェッショナル!
    頼りになる存在です。

    修行中、何度も自分の限界を超える
    苦しい大波、小波があり、それを
    乗り越えていく中で、
    ココロとカラダがいつの間にか
    整っていき、
    遠くのほうに光が見えてくるような
    感じなんでしょうか。

    厳しい修行を乗り越えて、
    これからも、たくさん心あるお坊さんが
    生まれてきてくださいますように! 合掌。

  • 小松さんから以前紹介していただいた、僧侶であり、芥川賞作家の玄侑宗久氏の本を久しぶりに読みました。

    この本は、玄侑さん本人が、京都の天龍寺の禅道場で修行を送った日々をエッセイ風に書いてあるものです。

    禅の常識は、僕らの常識と思っているものをあっさり覆してくれるものです。

    しかも、とても読みやすい!


    是非、おすすめです!!

  • 雑誌?連載時に少し読んでいたか?
    うどん大好き(音を出して食べていい。他はタクアンでもダメ)
    永平寺の本を途中まで読んで放り出したのだが
    こういう生活で「悟り」は開けるのだろうか?

    日本酒を蒸発させる話
    カレー水の話など、食べ物の話題が記憶に残っている。

    天龍寺僧堂での生活を描く

  • 普段は知りえない禅修業の日々をエッセイ風に書いている。

  • 禅寺の生活が興味深い。厳しい中にも人間味あふれるしきたりや慣習があり僧侶と言えども人間だという当たり前のことにほっとする。

  • とにかく禅僧たちの暮らしぶりが浮世離れしていて、おかしいったらありません!

  • 著者の若い修行僧時代の青春記。
    まだまだ悟りきれない修行僧が、道場の厳しく激しい(?)生活の中から一つ一つ学んでいく姿がいいです。
    マンガ化希望!

  • 一度玄侑さんの本を読んでみたかったので。
    私は宗教に興味がないし、死後の世界というものも信じていないのだけれど、ハッとするような言葉があちこちに散りばめられていて面白い。

  • お坊さんの日常をかいまみれる一冊。今よりもすこしだけ身近に感じられるようになります。

  • 2010.4
    禅道場での修行の日々についてのエッセイ。
    心穏やかに暮らすということって本当はすごく難しいのかもしれない。

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著者プロフィール

一九五六年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。八三年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。二〇〇一年「中陰の花」で芥川賞を、一四年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に、『禅的生活』(ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)などがある。

「2020年 『なりゆきを生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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