天唄歌い

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著者 : 坂東眞砂子
  • 朝日新聞社 (2006年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501974

天唄歌いの感想・レビュー・書評

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  • これも孤島ものというのだろうが。この著者独特の薄暗い蔵の奥のような雰囲気が根底にある。どろどろとした歴史と熱帯の幻想が混在する世界。
    表向きの歴史は政治を牛耳る男たちの作りだしたもの。しかしその闘争と断絶の土台には、語られない女たちの歌が脈々と受け継がれ歌われている。
    …いいな。木や草になった人たちは、どこへいってしまったのだろう。

  • さすが、坂東眞砂子さん。物語に引きずり込まれました。画像が浮かぶんです。映画みたいに。

  • 薩摩藩の命で琉球統制に向かった亥次郎らは、船が遭難して奇妙な楽園(=南の島)に流れ着く。
    楽園の民は奇妙な言葉を話し、流れ着いたよそ者を「犬」と扱う。戸惑いながら亥次郎が島での暮らしに慣れたころ平和な島に悪霊(=薩摩藩)がやってくる。
    *******
    消滅してしまう楽園(もしかしたら存続している?)や、楽園から取り残された賢正、賢正が残したルエダの墓標…面白くて一気に読み終えたあと鈴木光二「楽園」を思い出した。もちろん全然違う話だけど。
    坂東作品(中〜長編)は、主人公がラスト「取り残される」パターンが多いのね。木原敏江漫画のようです。だから好き。

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