勝手に関西世界遺産

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022502285

作品紹介・あらすじ

誇るべき、愛すべき、もうひとつの「お宝」がここにある。全77遺産を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 関西出身の人が読んだらもっと面白いんだろうとおもう。
    知らないことばかりで読んでいてわくわくする。

    関西出身の人がうらやましくなる本。

  • 本書のもとになっているのは「勝手に関西世界遺産」という朝日新聞社大阪版の夕刊で連載していた記事を収録、加筆したものだ。収録したのは2004年11月4日から2006年6月30日分までだ。





    世界遺産と言うと歴史的建造物が多い。しかし、大阪の夕刊なのでそんなわけあるかいな。「アホ」も入っている。アホと言うと、アホの坂田師匠、「アホちゃいまんねん、パーでんねん」の明石家さんまが浮かんでくる。




    アホは関西では感情表現するのにはなくてはならない言葉だから関西世界遺産の中に入るのはフムフムと思う。




    「なんでやねん」も関西世界遺産に入っている。この当時はいなかったが、現在おいでやすこがというコンビのお笑い芸人の狛江在住のツッコミ担当の方がよく言う。




    最も大阪弁らしい大阪弁と評している。




    京都タワー、カップヌードルや天橋立の籠神社なども入っている。





    また関西に行きたくなったなあ。

  • うっかり15年前の本を借りてしまった。
    開いて一発目がエキスポランドのジェットコースター。
    ……もうない。もうないんだよ(ノ_・。)
    まだUSJがなかった頃、「若者が行く遊園地」だったエキスポランド。
    エキスポだけじゃなく、たくさんあった遊園地はどこも閉園してしまった。(関西だけではないのでしょうけれど)
    伏見桃山キャッスルランド、奈良ドリームランド、宝塚ファミリーランド、みさき公園、近鉄あやめ池遊園地……
    私は乗り物酔いするたちなので、遊園地は苦手(エキスポは絶叫系だったので特に)なんですが、それでも物悲しさでいっぱいになりました。

    一方、今では押しも押されぬ観光地になった天空の城竹田城とかもあり、本当に時代を感じます。


    図版 / 朝日新聞大阪本社デザイン部、フジ企画
    装幀・本文レイアウト / 熊澤 正人+林 陽子()パワーハウス
    初出 / 朝日新聞(大阪・夕刊・週一)2004年11月4日~2006年6月30日

  • 関西は世界遺産の宝庫。しかし、関西の「お宝」はそれだけではない。「くいだおれ人形」「たこ焼」「アホ」……。ユネスコ本家からは登録されそうにない、関西の愛すべきお宝の数々を、石毛直道、井上章一、桂小米朝、木下直之、旭堂南海、島﨑今日子、宮田珠己の多士済々な面々が独自の視点から推薦する。名所旧跡に飽きたら、この一冊を持ってディープな関西をめぐる旅へ出かけよう。(アマゾン紹介文)

    朝日新聞に連載されていたコラムを集めた一冊。
    執筆陣が複数人なため、合う合わないが分かれるところ。
    宮田珠己さんに惹かれて読みましたが、割と他のエッセイで書かれているところと被っていたりして残念。
    あと、言うほどディープじゃないぞ色々。

  • ひとつひとつが短すぎてものたりない。

  • 関西に住み始めてもうすぐ丸13年になりますが、知らない物も多くて、勉強になりました。

  •  世界遺産を勝手に関西で選ぶとしたら、島崎今日子さんが選ぶのは「おばちゃん、ボケとツッコミ、値切り、おおきに、いっちょうかみ、イラチ、あんた、あほ、なんでやねん」などの関西人に関する特徴的な言葉、性向でした。どれも確かにと苦笑いです。初デートの場、若草山の説明も笑わせてくれます。井上章一氏はいつもながら風変わり、「姫路モノレール跡、祇園甲部、谷瀬の吊り橋・・・」を選んでいます。
    宮田珠巳氏の「竹田城」(朝来市)、木下直之氏「洲本城」は大変印象に残る描写で一度訪問してみたいものです。

  • 宮田珠己の著作が読みたくて借りた本。
    宮田さんの書いた部分はそんなになかった。

    関西に住んでいた時期が長かったので懐かしく面白く読めてよかった。

    竹田城は行ってみたいな。
    Tigersはほんとは「タイガーズ」。イーグルスは商標の関係で「ズ」じゃないらしい。

  • 関西って楽しそうだなぁ、と思わせられる本。
    執筆者の中に大好きなタマキングがいらしたので読んだのですが他の方々も皆さま個性的で面白かったです。

    関西在住だったらこの本を片手に色々と探索したかも。

  • 私的な話題ではあるが、

    今さっき、この本を図書館(公民館図書室)で借りて来たところ。

    それが、本書74頁の、「旧大庄村役場」現・大庄公民館の1階にある図書室だったので、

    何か変な感じだった。

    私は、まだ、今の住所に住んで10年足らずではあるが、立派な郷土の誇りであると思う。一度だけ、公民館の4階だったか、ホールで住民の集い、お祭りのようなものがあって、参加したことがある。

    その時も含め、見る角度によって姿を変えるし、細部を見ると素敵なレリーフが見られるし、なかなかの力作なんだな、と思えるし、土地に密着した、良い建物だと思っている。

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著者プロフィール

■石毛直道(いしげ なおみち)
1937年、千葉県生まれ。1963年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、甲南大学講師、国立民俗学博物館助教授、同教授、同館長を経て、2003年、国立民俗学博物館を退官。国立民俗学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。農学博士(東京農業大学、1986年)。
【主な著書】
『リビア砂漠探検期』(講談社文庫1979; 原本、講談社 1973)/『住居空間の人類学』(鹿島出版会 1979)/『食卓の文明論』(文藝春秋 1980)/『食卓の文化誌』(岩波現代文庫 2004; 原本、中公新書 1982)/『ロスアンジェルスの日本料理店――その文化人類学的研究』(ドメス出版 1985)/『はじまりはトンガ-南太平洋フィールドノート』(平凡社 1988)/『麺の文化史』講談社学術文庫 2006(原本『文化麺類学ことはじめ』講談社 1991)/『石毛直道 食の文化を語る』(ドメス出版 2009)/『飲食文化論文集』(清水弘文堂書房 2009)/『石毛直道自選著作集』刊行中(第1期全6巻、2012年完結/ドメス出版)

「2013年 『世界の食べもの――食の文化地理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石毛直道の作品

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